表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方黄明譚  作者: k.Yakumo
16章 地の底、旧地獄にて
159/319

vermelho

人影の一つは黒髪に緑色のリボンをした少女。特徴から見て、あれが霊烏路空、通称お空だろう。

だが、もう一人…豪快に笑う、坊主頭で赤い髭の男性は見たことが無い。…内包している魔力量も半端では無く、身体から漏れ出して熱気に変わっている。って原因じゃないか!


「ストップストップ!そこの二人ちょっと!」

「少年少女よ、こんな所に何の用だ?」

「あ、さとり様だ!どうしてここに?」

「えーと…」

「…火の精霊、か…」

「おお、良くぞ見抜いて…む?お主…」

「初めまして、精霊。僕は八雲黄。…君を探していたんだ」

「ほう、お主がそうであったか。我輩はヴェルメリオ、火の精霊である!」


…なんかちょっと暑苦しい精霊だなぁ。


「…ヴェル、久しぶり」

「おお、久しぶりじゃないかジリョーヌイ。ということは…我輩の主はこの少年になるのか!」

「…うん」

「そうかそうか…では黄よ、お主の中に…」

「ああ、どうぞ」


ヴェルメリオは小さな球体となって、僕の胸に入っていった。


「…っ!?」

「主様?」


ズキン、と頭が痛む。今までこんな事は…っ!


「…主様、しっかりして!」

「どうしたんですか!?」

「ぐぅぅ…っ、あぁぁあぁぁっ!?」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ