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東方黄明譚  作者: k.Yakumo
14章 神々が住まう妖怪の山
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相談相手は難色を示す

「…紫様、僕が倒れていたところって」

「ああ、妖怪の山ね。…もしかして、行く気なのかしら?」

「ええ、もしかしたら僕たちなら分かる何かがあるかもしれないですから」

「別にいいけれど…来てからもう長い時間が経っているわよ。何も残っていない可能性の方が高いわ」


ある日の朝、朝食の後の一服中に妖怪の山へ行こうとする僕を、紫様は行かないように諭してきた。


「だとしても…」

「それにね、妖怪の山は侵入者に厳しいのよ。攻撃される可能性だってあるわ」

「それは…そうですけど」

「…ま、そのうち行くって言いそうなのは分かっていたけれどね。もう自衛もできるし…その馬鹿げた自己修復があれば大丈夫ね。私は責任を持たないから」

「分かりました。では…行ってきます」


不機嫌そうな紫様に一礼して、空間魔法でまずは人里まで行く。



「ふむ、妖怪の山に行こうとしているのか。まぁ、君の実力だったら問題は無いだろうけど…」


慧音さんにも一応相談してみたが、やはり難色を示す。


「…うーん、やっぱりその反応になりますか」

「妖怪の山が持つ独自のコミュニティは強固でな。…とりあえず、頂上付近までは無事に行く方法はある」

「…守矢神社への参道ですね」

「ああ。確か宴会の時には…」

「はい、挨拶をしました。まずはそこを目指した方がいいですかね」

「そうだな、それが無難だ。その後にそのうちの誰か…おそらく早苗になるだろうが、同行できれば何とかなるかもしれない」

「そうですね…では、向かってみます」

「ああ、気をつけてな」



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