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東方黄明譚  作者: k.Yakumo
1章 狭間の屋敷
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少なすぎる手がかり

「で、貴方がどこから来たかだけれど…今のところ、全くメドが立っていないわ。手がかりが少なすぎるもの」

「…そうですか」


まあ…それは確かにそうだろう。この幻想郷の結界のどこから入ってきたかも分からない、という話だったし。どちらの方角から来たかすらも分かっていないんだよなぁ。


「とりあえず、昼間に言ったように…貴方を訓練するから。まぁ、訓練してみて全然ダメなら、ここと人里くらいしか行き来出来ないし、調べる際に私か藍が着くことになるけど…」

「…紫様、全部私に押し付けるつもりでしょう、そうなったら」

「そ、そんな訳ないじゃない」


目を逸らしている。…図星だったのか?


「ま、飛行が可能なら弾を出すのもすぐに出来るようになるでしょ。明日は忙しくなるわよ、覚悟しなさい?」

「ええ…分かりました。頑張ります」

「ん、素直な子は好きよ」


紫さんが、頭を撫でてくる。…暖かい。


「ちなみに、その前に弾を避ける訓練だったりが入るけれど。まあ…藍を押し倒すスピードが出せるならそっちも大丈夫でしょ」


藍さんは赤面し、自分も俯く。なぜさっきの傷をえぐってくるんだこの人は…あ、人じゃなくて妖怪だったか。

…とにかく、今日は目の前に出されたご飯を食べて、休むことにしよう。

明日は体力的に辛いことになりそうだ。

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