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東方黄明譚  作者: k.Yakumo
1章 狭間の屋敷
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初飛翔、そして事故

庭に出てみる。…草履が用意されていた。


「まぁ、飛ぶって言われてもな…出来るのか?」


藍さんから飛ぶ練習をしておけ、と言われて。

アドバイスをもらおうとしたのだが…


『うーん…イメージが大事、としか言いようが無いな。ま、君ならすぐに出来ると思うよ』


と言われてしまった。ちなみに藍さんは現在晩御飯の準備中だ。


「…うーむ、飛ぶイメージ…」


手本かなにかがあればやりやすかったのだろうけども…。


「…とりあえず、空中に浮かぶイメージでまずはやってみようかな」


水の中で、浮かぶようなイメージ。

何故か、容易に想像ができた。


「…っと、ん…?うわ、マジで浮いてる…」


30センチほどだろうか。確かに浮いている。


「…すごいな、面白い…もっと高くまで行けるかな?」


ふわふわと、少しずつ高度を上げていく。…視点が、屋根よりも高くなった。


「ほー…でもこれだと、浮遊なんだよなぁ。…やるからには、速さも必要か」


足の裏から、風が起こるような想像をしてみる。


「…お?おぉぉぉ!?」


なかなかに速い、というか速すぎるんじゃないか!?


「おーい、そろそろご飯が…」

「ら、藍さん危なっ…!」


制御できずにいたところで、タイミング悪く藍さんが来てしまい…そのまま突っ込んでしまった。


「…うぅ…」

「あいたた…大丈夫…か…」

「…ん、ん…なんか、柔らか…」

「……っ、早く手をどけんか!」


乾いた音が、響いた。


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