魔導杯 二日目 ③
「……セルティア?」
「……」
「おーい」
「っ! な、なんですか? ルダージュ……」
「もうすぐ俺たちの試合だぞ。大丈夫か? ぼーっとしているようだけど」
コロシアムの会場へと続く通路。
そこで出番を待っていた2人だったが、ルダージュはセルティアの様子がおかしいことに気が付いた。話しかけた今も「大丈夫ですよ」と心にもない表情で返事をしている。
「……アリージェのことか?」
「っ!?」
どうしてわかったの? と言いたげな顔でセルティアは己の召喚獣を見上げた。
「……惜しかったよな、リンド総長との試合」
<魔導>第一試合で行われたアリージェ対リンドの魔導戦。
ルダージュは惜しいと言ったが、結果はリンドの圧勝だった。
「ツペルを巨大化させて精霊の体内の中で戦う水中戦。アリージェが前に言ってた戦略――あれが俺たちに対する切り札だったのかもな」
「そうかも……しれませんね」
アリージェの魔法と蹴り技による精霊との連携。普通の生徒であれば手数に押され膝をつくような猛攻をリンドは鎌で軽くいなし竜人の力――自身の能力のみで反撃していた。
全力を出さなければじり貧だと判断したアリージェは召喚獣ツィーペルターを霊獣化させた。
スライム精霊の霊獣化は単純な量の増加だった。
見た目的には大きさが変わっただけなのだが、液体の増水はなかなか馬鹿にはできない。1人の首を落とすギロチンが何百人をも叩き潰すハンマーへと姿を変えたのだ。地面に落ちた瞬間は地響きのようなスライムの足音がコロシアムに鳴り響いていた。
燃え盛る焜炉はスライムによって消火され試合は鎮静かされたかのように見えた。
しかし、火元であるリンドは潰される直前にツペルを鎌で切り開き直撃をまのがれ、そのままスライムの液体内へと侵入していた。
ただ、アリージェもそこまでは想定の範囲内だったのかすぐに次の作戦へと移る。自身もツペルの液体内へとダイブし、リンドに対して水中戦を挑んだのだ。
戦いの舞台は金魚鉢のような巨大スライムの体内。陸の上で繰り広げられる水中戦闘は観客を沸かした。
精霊のアシストを受け、まるで人魚のようにスライムの中を泳ぎ攻撃に転じるアリージェ。片やリンドは敵のスライムの中で思うように動けず消化液によってダメージを受ける肌と、なぜか溶ける服。あらゆる意味で沸かないわけがなかった。
(……服が溶けたのは、まぁツペルの悪戯だろうけど)
召喚士自身には肌にも服にも影響がなかったためほぼほぼ間違いないだろう。あの変態精霊ならやりかねないとルダージュは推測していた。
「……」
「……」
傍目には圧倒的優位な試合。スライムの中を舞う人魚とその牢獄に囚われたリンド。誰もがアリージェが勝つのではないかと期待した。
だが、それでも彼女は負けてしまった。
竜人の力を持つ炎の女帝の力に屈してしまったのだ。
最初の異変は周囲にいた観客たちにも伝わっていた。人魚のように泳ぎ回っていたアリージェの動きが急に鈍り、苦しむような表情を浮かべた。そして火傷したように肌が赤く染まったかと思うとツペルの『あっつうううういいいいい!?』という悲鳴と共に金魚鉢が四散し、アリージェはそのまま地面へと落下して動けなくなってしまった。
原因はリンドが放った熱による液体温度の上昇――過熱攻撃だった。
炎を操ることができるリンドにとって熱を操ることは赤子の手を捻るよりも容易いことだった。火炎のブレスと焔の精霊ヴァーニアにより温められたツペルの内部はまさに熱湯のように熱く煮えたぎり、全身を包まれていたアリージェは痛みのあまり気絶してしまったのだ。
幸い、召喚士の危険を察知したツペルがすぐさま四散していたことで大事にはならなかった。試合中にも関わらず対戦相手に駆け寄り、火傷直し特効ポーションを常備していたリンドによって応急処置もされたため、アリージェに傷が残るようなこともない。
そして実況の「策士策に溺れる! 打ち上げられた人魚は戦闘続行不可能! 勝者! リンド選手……!!」となかなか容赦のない解説で2人の勝負は締めくくられた。
「アリージェの気持ちが……わかる気がするんです」
「ん? あぁ、さっきの……」
<魔導>ではライバルだがアリージェの友人として居ても立っても居られなかったセルティアは、彼女が搬送された救護室に立ち寄ってきた後だった。そもそも魔法使いであれば魔法障壁という身体能力向上系魔法であらゆる耐性が上がっているのでそこまで心配する必要もないのだが、気持ちが先行してしまえば見舞いも止められるものでもない。
「あの娘は生徒会長セルティア・アンヴリューに憧れているみたいだからな。セルティアの前で活躍できなくて悔しかったんだろう。目標を追いかけて、追い付こうと頑張ってる」
「そう……なのでしょうね。……でも、追いかけても届かないというのはとても怖いんですよ。もどかしくて息苦しくて……そして、とても寂しい」
アリージェは泣いていた。見舞いに来たセルティアの顔を見た途端「あれだけ啖呵を切ったのに……負けてしまい、申し訳ありません」とベッドに横たわりながら嗚咽を漏らし謝っていた。
さすがのルダージュはかける言葉が見つからなかったが、セルティアはそんな彼女に言いたいことがあったのかルダージュを下がらせ2人きりとなった。
「あの後、2人でどんな話をしたんだ?」
「それは……ルダージュには秘密です。少しティーユの真似をしただけですから」
「ティーユの?」
「本人たちに聞くのも無しですよ?」
「……りょーかい」
余程聞かれたくないのか釘を刺されたルダージュは内心で驚きながらも心に誓う。
(にしてもアリージェの気持ちがわかる……か。生徒会長という立場のセルティアでもまだ誰かを追いかけているんだな。誰の事だろう? ……アレか?)
「……セルティアだって届くさ」
「――え?」
浮かない顔をしているセルティアを励ますようにルダージュは言葉をかける。
「ノイシスがどれだけ偉大な召喚士かは知らないがセルティアなら彼女の背中を越えられるはずさ」
「……」
根拠なんてものはない。
ただセルティアが大召喚士の壁を越えようとするなら自分はその手助けになろう、という決意表明みたいなものだった。そして彼女の二柱目の召喚獣――本物の精霊を幻魔教から取り戻すことをさらに心に誓った。
だが、
「――っく、ふふ」
帰って来たのは意外にもセルティアの押し殺したような笑いだった。
「ど、どうしたんだ? 笑うところか? ここ」
「い、いえ! すみません……そういうわけでは、ないんですけど……ふふ」
ルダージュには訳が分からない態度だったが、セルティアにしてみれば目標自身が勘違いをして自分のことを励ましてくるのだ。思わず吹き出してしまうのも無理はない。
「ありがとうございます。ルダージュのおかげで元気がでました」
「そうか……? 俺はなんか釈然としないが」
気付かなくていい。
ルダージュには前だけを見ていてほしい。いつか自分が彼の隣に並ぶまで勘違いしたままでいてほしい。そう願いながらセルティアは彼の背中を押しながら足を進める。
「時間のようですね。目標へと近づくその第一歩として、まずは私たちの一戦目を勝利で飾りましょう!」
±
「さぁいよいよ待ちに待った選手の登場だ! しかも今回は因縁の対決とも呼べる組み合わせ! 剣の門からは生徒会副会長のロイ・マクセル・ガーディ選手が入場、刀の門からはシード参戦のためこの試合が初戦闘となります! 元ノイシスの加護持ちの『天才の魔女』。そして学園生徒会長セルティア・アンヴリュー選手の登場です!!」
会場が割れんばかりの歓声が轟く。
今までにないほどの熱気と声援だ。
それは特にルダージュがコロシアムに入場したときほど顕著に現れた。
無理もない話だ。伝説と謳われる人型精霊の戦いなど学園生以外では目にする機会など皆無に等しい。魔導杯は祭のような行事――とはいえ中身は血生臭い実戦形式の決闘だ。武闘に興味があるものが多く入場しているコロシアムで、ルダージュのような人型精霊の戦いに興味を惹かれるのは自明の理である。
「困りました。予想はしていましたがそれ以上にルダージュに対しての期待が大きいみたいですね……私たちの戦い方では満足してもらえないかもしれません」
“対”対策会議で練った作戦と必勝法。
編み出したそれはどちらかと言えば人型精霊ではなく召喚士が目立つような戦闘スタイルだった。
観客の期待に応えられないと不安に駆られたセルティアは少し弱気なっているようだった。
だからルダージュはあっけらかん返す。
「気にするな。これはセルティアと俺の、俺たちの戦いだ。俺たちが主役だ。他のやつらなんて関係ないさ」
「……」
セルティアは隣を見上げ、彼の横顔を見つめ、また前を向く。
「……ありがとう」
小さく呟いた感謝の言葉はしっかりとルダージュの耳に届いたが特に彼が返事を返すことはなかった。それだけで今の2人には十分だったからだ。
「前年度<武闘>の優勝者セルティア・アンヴリュー選手対準優勝のロイ・マクセル・ガーディ選手。生徒会長対生徒副会長! まさに因縁の対決と呼べるカードが早くも切って落とされました! セルティア選手の精霊は皆様ご存知の人型精霊ルダージュ。あまりに強すぎるために生徒間で対策会議が行われたという情報もあります! ですが副会長も負けておりません。ロイ選手は総長と同様に二柱の精霊と契約しており、どちらも未知数の能力を有しているとのこと。オリヴィエ様この勝負、どのような展開になると予想されますか?」
「黙秘する」
「……え?」
「私はセルティアの作戦を知っているため発言ができない。フェアではなくなってしまうからな。だから静かに観戦させてもらうことにする」
「え、えーと、それは単純に未来の旦那様の活躍を観たいだけなのでは――」
「……否定はしない」
「えぇ!? ちょっ、シルヴィエ様! お姉様があんなことを……って妹様はもうペンを置いて観戦モードなんですね……。わかりました! 私だけで実況しますよ! もう! 選手は口上を名乗りあげてください!!」
やけくそ気味の実況を尻目にセルティアとロイが対面する。
魔法科一年のころから共に研鑽を積んできた2人。定期的に行われる実技や筆記試験でも競い合い、<武闘>で決着をつけてきた。そしてこれから初の<魔導>での戦いが始まる。
「雪辱を果たさせてもらうぞ」
ロイはただ一言だけ宣言する。
多くは語る必要はないと、右手に氷と機甲の槍を構え、左手に黒杖を握る。
「魔導都市学園精霊科1年・生徒会副会長。召喚士ロイ・マクセル・ガーディ! 精霊『零の龍槍』ガルバトス、『覇蛇の黒杖』イルヴェノム」
槍と杖。
二種類の武器を巧みに扱い相手を翻弄する。それがロイの戦い方だ。
ガルバトスとイルヴェノムには氷と雷魔法の威力を引き上げるさせる能力があった。ロイの構えは召喚士でありながら魔法使いとしての原点回帰。魔法特化の戦闘スタイルだった。
「魔導都市学園精霊科1年――」
ロイの口上を受け、セルティアは召喚士でありながらルダージュの前へと歩を進める。
そして――
「なっ!?」
ロイの目が見開き、会場もどよめく。
なぜならセルティアが飾りとして腰に携えていたはずの聖刀剣の鞘に手を掛け、銀色に輝く刀を抜刀したからだ。
まるで自分が前衛だと証明するように。
「生徒会会長、召喚士セルティア・アンヴリュー! 精霊『灰騎士』のルダージュ! ……マクセル、私は最初から本気でいきます」
口上後、ロイにだけ聞こえるようにセルティアも宣言した。
「これはいったいどういう事でしょうか!? 召喚士といっても魔法使いであることに変わりはありません! 召喚獣を前衛として召喚士は後衛で援護をするのがセオリーというもの。特に武器型とは違い自律型霊核のルダージュであれば尚更セルティア選手は後衛に回るべきだと思うのですが……ちなみに彼女が握っている刀は……」
「勿論、あれは聖刀ではない。セルティアたちが用意した普通の刀だ」
隣に本物の聖刀がいるのだ。試合に持ち込めるわけがないし、そもそも違反だ。ネリアがわざわざ確認したのは聖刀剣の鞘から刀を取り出したセルティアが観客たちに疑われないための配慮だった。
「なるほど、巫女様からのお墨付きも得られました! それではこれ以上試合に水を差すのも無粋ということで……召喚士ロイ・マクセル・ガーディ対召喚士セルティア・アンヴリューの試合を執り行います! 両者、召喚士として精霊と共に歩みなさい! 始め!!」
ゴングが鳴り響く。
それと同時にルダージュは後方へと下がり、セルティアは刀を両手で握り腰を落とした。
(お前はなにを考えている……? なぜルダージュを特攻させない? ……く、わからん。まずは精霊たちの力を借りて魔法で様子を――)
セルティアの謎の行動に混乱し手を拱くロイ。
一先ず、予定通りに相手の出方を探ることにした彼はガルバトスを構えて氷の障壁を展開しようと試みる。
それは一瞬の逡巡と呼べるものだった。
だが、それでも決断が遅かった。判断も間違っていた。
彼がセルティアと戦うためには召喚獣を二柱ともさっさと霊獣化させるべきだったのだ。
「――っ!?」
魔法を発動するために槍を構えた――その瞬間、間合いを詰めたセルティアの刀がロイを襲う。
他の生徒であればほとんどが反応できない疾風迅雷の一撃を無詠唱の魔法障壁と氷の槍でガードしようと試みる。それはロイだからこそできる咄嗟の対応だった。
しかし、
「な、にっ――!?」
セルティアが放つ銀色の刃が異音を放つ。
半円を描く横薙ぎの一閃は魔法障壁を容易く破り、槍の機甲を繋ぐ氷の接合部すらもバターを溶かしたように斬り飛ばしたのだ。
ガラスの割れるような――魔法が無効化されるような音を立てて。
(まさか――っ!? この刀! ルダージュの魔装でできているのか!? だが色が……)
身を反らし、紙一重のところで斬撃を避ける。
ロイの予想は当たっていた。
セルティアの刀には刃先から刀身の根元――はばきにかけて魔装のコーティングが薄く施されていた。今の彼女は刀を振るうだけで相手の魔法を文字通り切り捨てることが可能だ。
「イルム!」
雷を得意とするイルヴェノムの名を叫び、黒杖を地面へと突き立てる。
(距離を置かなければやられる……! 斬れないほどの雷の連撃であれば――っ!?)
黒杖を中心に雷の柱が顕現し、セルティアに対して波状攻撃を仕掛けた。だがそれはセルティアが刀を振るうまでもなく割れるように打ち砕かれてしまう。
「……無茶苦茶だ」
いつの間にかセルティアを護るように灰色の盾と無数の短剣が浮遊し、取り囲んでいた。
イルヴェノムの雷撃はそれらに触れた瞬間に無効化され音を立てて霧散していた。
譲渡したわけではなくルダージュ自ら操作している攻撃も可能な魔装の武器。ルダージュはその操作に集中するために後衛へと回り待機していたのだ。
「――終わりです」
セルティアがわざとらしく指をパチンと鳴らす。
するとロイの真上に無詠唱の範囲魔法――氷の岩が降り落ちるアイス・レインが発動される。
「こんなもの……!!」
ロイは空を見上げ、対抗するように欠けた氷の槍を掲げ、後退しようとするが――
「!?」
自分の下半身がピクリとも動かないことに気が付いた。
いつの間にか彼を拘束するように魔装の槍が地面から生え複雑に折り重なっていたのだ。
(俺が上に気取られたあの一瞬で!? ここまでの連携を仕上げてきたのか……!)
ロイは眼前にいるセルティアを見つめる。
精霊好きでいつもニコニコとだらしのない笑みを浮かべているセルティア。だが今はどこか遠い、ロイでは計り知れないところを見据えるような、澄み切った瞳で見つめ返される。
カチャリと鳴る刀の音と肩に添えられた刀身の重みを知覚し、
「……ふぅ」
ため息を吐き、首筋に刀を寸止めされたことを理解する。
その後、周囲を氷の岩がセルティアとロイを避けるように降り落ちた。
(最初から魔法はブラフで、本命はこの一撃ってことか)
完敗だった。
もし魔装の槍が身体を貫いていたら致命傷は免れず、セルティアの斬撃が止めの一撃となっていたことは想像に容易い。
「……俺の、負けだ」
槍と杖を下げ、力なく肩を下ろす。
それを見届けたセルティアは安堵したように一息つき、ぎこちない様子で刀を鞘に仕舞った。
『……』
会場は沈黙に支配された。
そして、
「しょ、勝者! セルティア・アンヴリュー選手――!!」
『うおおおおおおおおおおおおおお!!』
ネリアのアナウンスを皮切りに歓声が上がる。
それは局所的なものでとりあえず勝敗がついたから声を上げておこう、周りが上げてるから自分も上げようといった同調現象が広がったようなものだった。
ほとんどの者はあまりに一瞬の出来事で何が起こったか理解できていないのである。
それを感じ取った実況のネリアがエルフ姉妹に助けを求め、セルティアたちの戦い方を知っていた姉妹による種明かしのような解説が始まる。
「……」
ロイは解説に聞き入る観客を余所に、拘束の解かれた下半身を見下ろした後、セルティアとルダージュを見つめていた。
作戦が上手くいったことを喜んでいるのか対戦相手も観客も放置して手を振るセルティアと、照れくさそうに振り返すルダージュ。
なんとなく感じる物悲しさに、ロイは口を挟まずにはいられなかった。
「また強くなったな、生徒会長」
「――! マクセル! どうでしたか? 私とルダージュの連携!」
「ふん、ほとんどごり押しだったじゃないか」
憎まれ口を叩くために負け惜しみを口にする。
いつまで経っても素直になれないのがロイらしさだった。
「様子見のための小細工が、すべて水の泡だ」
「だから私は言ったんですよ? 最初から本気ですって」
「本気、か……あれは本気と言うより――」
「より?」
「……いや、なんでもない。気にするな」
「その言い方だと余計に気になるんですが……」
本気と言うより生き急いでいる。勝ちにこだわり焦って余裕がない――そんな風にも感じた。
副会長として彼女の背中を追っていたが随分と遠くへ行ってしまったものだとロイは嘆息する。それもこれも全てあの人型精霊の影響なのだろう。
彼を見つめる少女の横顔を眺め、ロイは諦めにも似た感情を吐露するように彼女の名を呼んだ。
「セルティア」
「……? 珍しいですね? どうしたんですか?」
珍しい――の一言で済まされるのは苛立たしいというよりは疲労感が募る反応だった。
だが、根負けしていられない。
敗者として、勝者に伝えなければならないことがあるのだから。
「優勝しろよ、ライバルとして副会長として応援してるからな。会長」
「……はい!」




