表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Called end of True  作者: 野崎リント
少し長めのプロローグになりますの
2/9

雅、語ります。

ほんのちょっと、語ってみようかなって。

私でも、恋くらいしたことはあった。


両想いだった。

付き合っては、いなかったけど。両想い。


恋人にはならなかった。

そんな必要無かったから。

一緒にいられたらいい。


そんな控えめかもしれない恋だったけど

二年間の恋だったけど


静かに途絶えたささやかな恋は、確かにあった。


いつもみたいに会えるよう、

次にまたいつ会うなんて約束をしないで背を向けて家路を辿ったあのとき。

私は、うっすらと気がついていた。


もう二度とこの相手とは隣り合って歩くことはないのだろうと


私の恋は、これで終わると。


そのことを私は、切なく思っていたのだろうか

悲しく思ったのだろうか


自分の今後の運命なんてものを過信して、またいつかどんな形であれ必ず会えるなんて

幼すぎる私は思っていたのだろうか


もしそうだとしたら、なんて馬鹿だったんだろう。


会える可能性なんて無い。

二度と会えない。

声も聞けない。

出来ることは、思い出すことくらい。


もうあの相手と再び両想いの淡い恋落ちなんてありえない。


私の初恋ともいえるその相手と、ほぼ永久的な別れをした二年後。

私には色々な事が、ありすぎたからだ。

当時の私は小学5、6年生というあまりにも幼い子供だった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ