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未来へ繋ぐ希望
いつからか。
人類の多く住まう地球は機械優勢の時代になっていた。
成人の6割が技師を占め、娯楽もかなり充実した時代である。
それは、国民の不満分子を育てないための政府の方針でもある。
その為適度な仕事と安定した生活が人の生活基盤を安定させていた。
ただ、気づかないだけだった。
アンバランスな安定の為なのか、喪われていったとても大事なこと。
それを考えなければ まさにこの世界は理想そのものかもしれない。
そして、時間は緩慢に流れてゆく。
刻が滑り落ちてしまってもきっとわからない。