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KEY  作者: Kanon-K
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それぞれの出陣

(澪)


「さ、これからですね。」


砂羽の横で不敵な笑いを浮かべながら、澪はさっと眼鏡をかける。

動くことも、声を出すことも出来ない歯がゆさを、睨むことでしか伝える手段がなかった。


澪は、砂羽の耳元に顔を近づけこういった。



「そんな顔をしないでください。もうすぐ僕たちだけの時間が来るんですから。」



そういうと、澪は砂羽にキスをして静かに部屋を出て行った。



「サ、タノシイ“ショー”ヲハジメマショウカ・・・」



(楓・雷)



「楓・・・」



雷は、不安そうに楓の顔を覗き込む。


「大丈夫。見つけたらいつもどおりにするだけだから。」

「そうこなくっちゃ!」


雷は、笑いながら楓の小さな背中に飛びついた。

楓は、驚きながらも冷静にその腕を解き、雷の顔のある方向に目を向ける。


「じゃ、思いっきり殺っちまおうぜ!」

「うん。思いっきりぶつけるけどいい?」

「楓がそうするなら俺もそうするからいいんじゃない?」


そう話しながら雷はドアを開けた。



「「オモイッキリアソンデヤルヨ!“シヌマデ”ナ!」」



(焔)


「じゃ、入ってくるわ。」


刀の手入れを終えた焔は、手首に巻かれた小さなネックレスにそうつぶやくと、上から黒い包帯を巻き、ネックレスの動きを固定する。

そして、腰に2本の刀をセットすると部屋を出た。



「マッテテナ・・・。コレカラアイツラヲ“ショケイ”スルカラ・・・」



不動たちが屋敷に向かって歩き始めて10分ぐらいの時だった。


森の木々がガサガサと動き始める。



「向こうから来たみたいだな。」



不動と朝比奈は、獅織たちに先に行く様に指示を出し、先に向かわせようとした。




“ソウハサセマセンヨ・・・・”




その声と同時に不動たちの足元に魔法陣が現れ怪しく不気味な光を放ちだし始める。


次の瞬間、彼らは魔方陣中に引きずり込まれていった・・・。




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