疲れた僕たち街の中

疲れた僕たち街の中

黒い建物　月光ぼうぼう

下向く早歩きの往来が行き

とても追いつけない　口を開けたまま

ゆこうと思えどこの足は　土に埋まってただ重い

疲れた僕たち水の中

100円で買える睡眠でいい

よこせよこせ　それを寄越せ

流れるままに沈んでは　きっと最後にあの海を見て

誰かの夢に僕らは繋がる　朝には忘れているだろうけど

　疲れて僕たち夜の空

　視界は滲んで途方に暮れて

　果たしてこれ以上することもない

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