表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
美処女高校生の天才女流棋士が転生したら戦国時代だった  作者: lavie800


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

35/70

第三十五話 月の小面

翌日の夜になり、約束通り吉川は小那姫の部屋に入るため、控え室にやってきた。

今日は大きな満月が空に浮かんでいる。

控室にいる女中に、白粉を顔に塗りたくられて色柄の小袖を羽織らされた。


「小那姫様、さつき様をお連れしました」

女中に連れられて女装した吉川は小那姫の部屋に入って行った。

「待っていた。こちらへ」


吉川は白塗り女装のまま小那姫の横に座らされた。

すでにその横には寝具が置かれてある。

「私の女中になってくれるか」

いきなり手を握られて、小那姫から見つめられた。

小那姫は豪華な金と銀と紫の豪華な打掛を纏っている。

肥前名護屋城で淀君が着ていた物だ。

小那姫の長いまつげに切れ長の眼が潤っている。

欲情した眼に見える。

まずいな。話題を変えないと。

「義父の宗桂と相談しましたが、月の小面は徳川家康様の家来の勝吉様が持っていたはずと言われました。

小那姫様が月の小面を持っているはずはないから考えても仕方が無いと言っておりました」

小那姫の目に怒りの光が見えた。

「本当に持っている。私がどこにあるか知っている。

これを見よ。

嘘をついているのは宗桂殿のほう」


小那姫はそう言って、将棋盤をひっくり返し、くちなしの実に似た四つの足を右に回した。

木の軋む音がした。

音がすると、将棋盤の裏が開いた。


「ほら、これをよく見よ。これが月の小面」

月の小面が現れた。

「これこそが本物の月の小面」

小那姫は手に持った。

「私には無用の長物。

必要ならあとで宗桂殿に渡せ」

「宗桂殿もこれで納得するであろう。

それにしてもさつき殿は引き締まった筋肉をしておる。

胸も小ぶりで申し分ない。

さあ。私の女中だから、何でも私の言うとおりにしてもらう」

小那姫が迫ってきた。

小那姫は吉川の手を取って、小那姫の胸元に手を誘導する。

「外は冷えているが、私の体は熱い」

吉川の手に小那姫の熱と鼓動が伝わってくる。

これが大人の女の体なのか。


まずいな。宗古は何をしている。

吉川の心は宗古に向いているが、体が反応し始めている。

「部屋も暑い、体も火照っている。

淀君から頂いた打掛も邪魔。

さつき殿はそこに仰向けに寝ていればいい」

吉川が呆然としていると、小那姫は打掛の帯で吉川の左手と左足首、右手と右足首を結んだ。

これは動けない。まずい。


仰向けに寝て手足を縛られている吉川を見ると、打掛の帯を取り打掛を下にずらせた半裸の小那姫が吉川に覆いかぶさってきた。


「さあ、私が楽しませてあげる」

小那姫の唇が吉川にもう少しで届きそうだ。


カタッ。

部屋の外で音がした。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ