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第三百五十三話 女子会

女子会side

”少し時間をさかのぼって今回は女子会の様子をお伝えする。実況は私”文人”と解説の”桂太”がお届けします。”

「今日はお疲れ様でした~」

”さっそく女子3人がジュース片手に盛り上がってますね。””なんか盗撮のように思われると、いろんな意味での危機なので、一応説明しておくと、後日に聞いた様子を脳内再現しているだけなんだからね、勘違いしないでよね。”

”おっと、鈍感最低主人公が、ツンデレぶっているけど、誰も響かな~い。末永く爆発してくれって感じですね。”

”今日の文人ひどくない?

”女子たちがお菓子の箱に手を出した~ なんとラブコメあるあるのウィスキーボンボンだ~”


「ねぇ、みんな。好きな人の名前は出さなくていいから、どこが好きなのか言い合わない?」

”さっそく部長が爆弾投下です。TNT換算で一体どれくらいの破壊力だ~”

”まって、これ俺にとっては罰ゲーム以外のなにものでもない”

”モテオはだまってくださーい。トムのかちでーす”

”どうして、ペガサ〇”


「じゃあ、私からね。私の好きな人は、やさしくて悩んでいるときにずっと一緒にいてくれる人。私を沼から引き揚げてくれる、そこが好き」

”おっと部長がいつもの様子とは違う乙女な一面を見せてきましたね。どう思いますか?解説さん”

”尊い”

”はい、末永く爆発してくれって感じですね”


「じゃあ、次は私ですね。け、じゃなかった、私の好きな人は、優しいのはもちろんなんですが、安心感があるんですよ。なんかずっと一緒にいてくれる。それが当たり前のことに思えてしまう包容力がやっぱりいいんですよね」

”葵ちゃんの発言は誰にとは言わないけど、効果は抜群だーーーーー”

”もういっそ〇して”


「次は、かな恵ちゃんだよ」

「早く言って」

「う、うん」


「わたしの好きな人か。正直、好きかどうか、異性としてね。まだよくわからない。異性として好きかもって思うときもあるし、いややっぱり仲のいい家族みたいだなと思うときもある。わからないけど、わからないなりに、考えると、ずっと一緒にいたいなってだけが残るの。それだけでたぶん幸せだから」

「「……」」

「だから、ふたりとも今日はとことん付き合ってね」

 そう言って、かな恵はチョコレートをみんなに配りだした。

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