採血はナースの腕の見せ所!看護師に嫌われる血管
先輩看護師の「採血」についての特別講義がありました。
講義を纏めてみようと思います。
採血は看護師の腕の見せ所。でも、看護師によって得意・不得意が大きく分かれます。
患者さんの血管によっても成功するかどうかが大きく左右される手技。
1.プレッシャーをかける患者
「私の血管は難しいわよ~。一発じゃなかなか取れないの~。」という無意味な脅し&プレッシャーはやめて欲しい。そんなことを言われると、失敗する確率が上がる。
「○○さんの採血は痛くなくて、しかも一発で成功したのよ~。」と言う患者。「そうなんですか~。できるだけ痛くないようにしますね!」と笑顔で言いつつも、内心は全力で舌打ちしてしまうそうです。
2.蛇行している血管
蛇行していて、しかも逃げやすい血管の患者。
1回目の採血で失敗すると、「次はちゃんと成功させてよね~。こっちは痛いんだからさぁ」とほぼ文句を言われる。
3.曲がっている根性と血管
「すみません」と謝りつつも「あんたの血管が悪いんだよ!あんたの根性が曲がってるから血管も曲がってるんじゃないの?」と言い返したくてたまらない。
4.脂肪に埋もれて浮き出てこない血管
採血前に腕をだらんと下に向けてもらって、駆血帯をきつめに巻くなどできる限りのことをしても、脂肪に埋もれて全然血管が浮き出てこない患者がいると、「この人、血が通ってないロボットなんじゃないの?」と本気で思う。
5.血管を指定する患者
「あ、採血ならこの血管でお願い。」と採血する血管を指定されると、変なプレッシャーがかかるからやめて欲しい。血管はこっちで選ばせて!
6.「痛い」と大きな声で言う患者
針を刺した瞬間、「痛~い!」という患者。笑顔で「すみません。すぐ終わりますから。」と言うけど、心の中では「採血は針を刺すんだから痛くて当然。ほかの患者に聞こえるから大きな声で言うな!」とイライラ。
先輩看護師が、黒いオーラを放っているような気さえしました。
そんな現場に足を踏み入れても良いのかと思ってしまいます。
実習生という傘に守られている看護実習生にはわからない臨床現場での実態を勉強させていただきました。
よつ葉に担当される未来の患者様・・・見守ってくださいね。
モンスター患者様にならないでくださいね(懇願)




