【3名の勇者の方へお届け作品】よつ葉の初挫折編
このお話は、2年生の時のお話です。
過去の黒歴史を綴った作品です。
勇敢にも読みたいと言ってくださったユーザ様のために綴った作品です。
今回のお話は先日、後輩指導をお手伝いした事を【よつ葉の看護日誌】に綴り活動報告で報告した時に、当時のよつ葉の話を聞きたい人はいないと思うので……と書いたら、なんと居たんですよ! よつ葉の黒歴史を知りたいと言う勇者の方が3名も!! おぉ、勇者だぁ。
よつ葉からその3名様には「勇者」の称号を……。いやぁ、勇者だぁ。
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【回想・よつ葉が2年生の頃】去年ですけど(笑)
『なぁ、今日の演習実習って導尿だろ? 両方するの?』
小野君の疑問が溢れた。
『両方?』
紺野君が溢れた声を拾う。
『そうそう、女と男』
あっけらかんと答える小野君。
『おのっちらしいわぁ……』
美羽ちゃんが呆れる。
午後からの講義2コマ分が演習実習に充てられた時間。
実習棟に移動して実習服に着替えて指定の実習室に移動して席に着く。
それぞれの班の机の上に用意してある模型がふたつ。小野君が駆け寄る。
……やっぱり。 呆れられる小野君。
(1年経っても変わっていない小野君)
教授から説明と医療従事者育成DVDの映像で導尿の手順を学ぶ。
女性用、男性用それぞれの注意すること等をしっかり頭に入れる。
『よつ葉! お前ひかるくんからな』
小野君、なんで今日は生き生きしてるの? しかも仕切ってるの?
『おのっち、よつ葉はお子ちゃまだから男性器から触らせたらダメだって』
美羽ちゃん、ここってお礼を言うところ?! 美佳ちゃんと柊君が大笑いしてますけど!!!
『取り敢えず、実習始めるぞ』
紺野君、もう少し早く助け船出してほしかった。
何故かこの時は女子4人、男子4人に分かれ行った導尿練習。
女性模型さくらさん、男性模型ひかる君。
紺野班女子チーム、さくらさんを選択。
『めっちゃリアルで生々しい!』
美佳ちゃん、みんな思ってるよ。きっと。
『見たい』
小野君、後から演習実習するんだから見られるよ。ってか、見るとかの次元じゃなくない?看護師なんだから処置の1つなんだから真面目にやって!!
『紺野君、小野君連れて行って!!』
『・・・・』
紺野君の無言の睨みで、シュンとして戻っていく小野君。
今度こそ演習実習。
医療用手袋をはめて、美羽ちゃんから始める。痛そうなんですけど。美羽ちゃんの導尿処置を見ながら美佳ちゃん自分の押さえてますけど(笑) 気持ちはわからなくもないけど・・・・。
美佳ちゃんの順番。スムーズに進む導尿処置。後ろにセットしてある水がカテーテルから出たら導尿できている合図。美羽ちゃんも美佳ちゃんも順調。さすが紺野班!! いやいや、よつ葉も紺野班ですけどね。
ゆみちゃんも順調に進む導尿処置。あっ、出たぁ。導尿成功!! 皆様、紺野班女子に当たるとすんなりですよ(笑)さぁ、よつ葉の順番です。
『おぉ、いよいよよつ葉じゃん』
前原君、なあに? そんなに期待してくれなくても・・・・。
ちょっと広げて管を挿し込み尿道にカテーテルを進める。スルスル入っていくカテーテル。
あっ、出たぁ。 うんうんできたぁ。 さくらさんの導尿成功。さくらさん、きっとスッキリしたと思う。いっぱい出てたもん。
さくらさんの導尿処置、紺野班女子チーム全員成功。男子と交代。次は紺野班女子チーム、ひかる君の導尿処置に取り掛かる。
『よつ葉、まじヤバイ』
美羽ちゃんのよつ葉を心配する言葉。何がヤバイの? ねぇねぇ。
『よつ葉、顔赤いよ。照れてるの?』
ゆみちゃん、声が大きいよ!!
『なになに? よつ葉照れてんの? マジかぁ 今時小学生でも照れずに見るわ』
小野君、うるさいよ!! さくらさんの眺めて遊んでいなさいよ!!
ん? 遊ぶ? いやいや、失言ですね。 だってぇ・・・小野君がうるさいんだもん。
『おのっちは、放おって置いて始めるよ』
美羽ちゃんのフォローありがとう。さぁ、始めるよ。
美羽ちゃんから始めるひかる君の導尿処置。 先ほどとは何やら勝手が違う。
『あれ? 進まないなぁ』
と言い、強引に押し進める美羽ちゃんの導尿処置。前原君が、
『土田、患者痛みで死ぬ』
と言いながらクスクス笑っている。小野君は自分の股間を押さえていました。
『おのっち、失礼じゃん、おのっちので練習してあげようか?』
この言葉に紺野班、小野君以外大爆笑でした。美羽ちゃん、強いなぁ。見習うべきところ?
なんだかんだで何とかカテーテルが膀胱に達したようで、出たぁ。やっと。
美佳ちゃん、ゆみちゃんも順調に進む導尿処置。お疲れ様ぁ。いよいよよつ葉の出番です。
ねぇねぇ、ギャラリー多くないですか? なんで梅田教授まで居るんですかぁ!!
こうなったら見ていらっしゃい、完璧に処置してあげるから!!!!!!
ひかる君の前に立っただけで歓声が上がるってどういうこと? 平常心だぁ、頑張れよつ葉!
『おぉ、よつ葉がひかる君のアレ触った』
『よつ葉、顔赤いよ』
『よつ葉、気にしないでいけ』
『よつ葉、痛くしないでね。そっと握って』
『よつ葉が、大人になった』
紺野班の応援メッセージです。
『よつ葉さん、凄い応援ね』
梅田教授に最後にとどめを刺され、始まったひかる君の導尿処置演習実習。
ん? 入らない。あれ? なんで?
『よつ葉さん、持っている性器の角度を変えてごらんなさい』
梅田教授のアドバイスが入る。 あぁ、角度が悪かったのね。気を取り直してもう一回。
あっ、入った!! 後はカテーテルを膀胱まで進めるだけ。いけるんじゃない?さすが紺野班!!
ん? 進んでいかない。なんで? 押し込んでみる?
いやいや、それはひかる君が痛い(と思う)抜いてやり直す? 折角入ったのに・・・。
あっ、抜けちゃった。 ひかる君ごめんなさい、もう一回させていただきます。
『よつ葉、落ち着いていけ』
『よつ葉、焦るな』
うん、ありがとう。
入った! けど挿入できたけどカテーテルが膀胱まで進まない。 なんで?
演習実習の時間内にできませんでした。 初めての挫折でした。
『よつ葉さん、珍しいわね。居残りできるなら教えてあげるわよ』
梅田教授に言われました。
『よろしくお願いします』
ということで初めての挫折でした。小野君でもできたのに!!なんで?
この講義で終わりだったので、でき次第帰る学友たち。紺野班のメンバーも残ってくれました。
あまりにもできないのが情けなくて、必死にひかる君に向き合うよつ葉。
梅田教授(一度教授室に行ってくると一度実習室を退室)が来る頃には、遠慮してなのか紺野班のみんなも実習室を後にしていた。 暫く一人ぼっちで練習。
『誰かなぁ? 泣きながら練習してる子は』
ん? だぁれ? あっ、花陽先輩だぁ!!
『泣いてないもん』
『はいはい、泣いてない泣いてない』
と言って、ギュッとよつ葉を抱きしててから、扉の方を見て
『梅田教授、導尿できなくて泣いてる子いましたよ』
ん? なになに?
『珍しいでしょ? よつ葉さんが居残りなんて』
『泣きながら男性器握ってましたけど・・・』
『撮影しておいて資料にしようかしら?』
『あはは・・資料になりませんって』
『優等生の挫折。良い資料になると思うわよ』
『梅田教授、黒いオーラ出てますよ』
梅田教授と花陽先輩の会話です。
その後、梅田教授と現役泌尿器科看護師の指導を受けました。
『よつ葉ちゃん、男性患者さんの場合、演習実習通りにいかないときのほうが多いからね』
花陽先輩が、教科書では学べないことを教えてくれました。
よつ葉『?』
花陽先輩『男性特有の現象があったりするわよ』
よつ葉『男性特有?』
梅田教授『そうね。あり得るかもしれないわね』
花陽先輩『結構、多いですよ』
よつ葉『?』
梅田教授『興奮するとどうなるかしら? よつ葉さん』
よつ葉『えっ? あっ!』
花陽先輩・梅田教授『理解したかな?』
よつ葉『……はぃ』
梅田教授『うぶよねぇ、あはは』
花陽先輩『はい、もう一回やって』
と言って、スパッと抜いたカテーテル。梅田教授が、これかなり痛そうよ。と言うと花陽先輩は、模型ですから。とサラッと交わしていた。大物だぁ。現役看護師!!!
何とかコツを掴んだよつ葉! ひかる君の導尿処置が出来るようになりました。偶然梅田教授に会いに来た花陽先輩。梅田教授が私のことを話したら、花陽先輩のお世話した後輩ということが判明しおまけに配属部署が泌尿器科。 ということで今回の居残り実習を手伝ってくれた花陽先輩。
それから花陽先輩に暫く、泣きながら男性器持って導尿練習していたよつ葉ちゃん。と笑われました。
恥ずかしい過去の挫折です。よつ葉の黒歴史。
皆様、大笑いしてますか?
今はできますよ!! たぶん。いや、きっと!!!!
トイレ行くの面倒なユーザ様、可愛い歴史を持つよつ葉が導尿してあげますよ。
3名の勇者のユーザ様、楽しんでいただけましたか?
これを聞きたいなんて勇者と言わずなんというのか。
ドン引きしてませんか? 怖いなぁ・・・・。
楽しんでいただけたらまぁ、良しとしよう。かな?
緋和皐月様、中村尚裕様、悠蓉様、楽しんでいただけましたか?
よつ葉の黒歴史を見てみたいと言ってくださった勇者の方々です。
このお三方には【勇者】の称号を捧げたいと思います。
これからもよろしくお願いします。




