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消化器外科病棟

インターンシップに行ってきました。

えっ? いきなり口頭で質問って看護学生の抜き打ちテストか何かですか?


今回のインターンシップ紺野班の出席者は、小野君・前原君・美佳ちゃん・ゆみちゃん・よつ葉の5人。


看護師さんに名前を呼ばれ個室で質問され、応えるという簡単なもの。内容が・・・。


看『菜須よつ葉さん、この患者さんNPOなんだけど、どんな状態?』


よ『はい、絶食中の患者様です』


看『そうですね。この患者さんのBB頼んでいいかしら?』


よ『はい。全身清拭行います』


看『この患者様のD、C交換頼めるかしら?』


よ『はい。包帯交換時、処置は行いますか?』


看『処置は回診時行っているので、大丈夫ですよ』


看『よつ葉さん、ECGって読み取れるかしら?』


よ『インターンシップ参加させていただいた時、循環器内科で勉強させていただいたので心電図の見かた少し教わっています』


こんなやり取りがあって別室待機。(面談前の学生とは別の部屋)


全員が終了するのを待つ。私が終わって、小野君が来た。


『なぁ、よつ葉...BC測定して下さいって言われたんだけどBCって何?』


小野君、私達きゃあきゃあ言いながら測定したじゃん、あの痛いやつ!!


『血糖値測定してくださいって意味じゃないの?』


私が言うと小野君が


『だったら、血糖値測定して。で良くない? いちいちBCって言わんくっても』


『・・・・・・小野君、先輩看護師に言ってみたら? どうなっても知らないけど、勇気を持ってチャレンジ精神で頑張ってみて』


『よつ葉、俺に死亡フラグ立つじゃん』


そんな事、よつ葉のせいじゃないもん!! 文句言う小野君が悪いんだもん。


そんな会話をしていたら配属先発表。


消化器外科病棟・・・前原君・よつ葉


耳鼻咽喉科病棟・・・ゆみちゃん・美佳ちゃん


リウマチ科病棟・・・小野君


初めての診療科『消化器外科』頑張ろう! にしても、小野君...リウマチ科って。


それぞれの病棟に移動しました。まず、消化器外科についてお話を受けました。


看『この病棟は消化器外科第2病棟です。主に「食道がん・胃がん・大腸がん・膵がん・肝がん・胆道がん」などの消化器かん全般を扱います』


と教えて下さいました。担当患者様の看護記録に目を通す。


私の担当患者様は、松坂浩樹(仮名)さん 34歳 男性。


前原君の担当患者様は同じ病室の、山口圭太(仮名)さん 28歳 男性。


指導看護師に連れられて病室へ行きます。それぞれの患者様に挨拶と自己紹介を済ませる。


山口様が松坂様に『良いですね、可愛い女の子が担当で』と笑いながら仰った。松坂様が山口様に『ありがとう、代えてあげませんよ』と言いながら笑う。


男子看護学生には、お決まりの台詞らしい。今じゃ、男性看護師さんって珍しくないのに・・・。


私達の担当をした患者様たちは、手術後安定している患者でしたので病室の雰囲気は穏やかでした。


ガーゼ交換のフォローをさせていただいたり、食事のチェックに着いて廻り色々と教わりました。


この第二病棟をひとことで言えば、急変があまり無い穏やかな空気が流れる病棟。逆に、消化器外科第一は、再発した患者様、進行の進んだ患者様などが入院される病棟なんだそうです。


看護学生、またほんの少し看護師に近づいたかな?


色々と勉強させて貰えました。なんだかんだ言って前原君、山口様と松坂様から気に入られ質問攻めでしたよ。


『なんで看護師になろうと思ったの?』

『女子学生のほうが威張ってるんじゃないの?』こらこら偏見ですよぉ ←(よつ葉の心の声)

『やっぱりモテるの? 男子看護学生少ないんでしょ?』


男性陣の会話に首を突っ込むなんて事をしない、平和な?よつ葉は、指導看護師さんが書く看護記録をじっくり勉強させてもらう。気づいた指導看護師さんが『実践してみましょうか』と言って同室の佐藤さんの看護記録を渡され、私がしたことを記録して。と頼まれました。


責任重大!!!!!!!! じっと見つめる。 メモを取る。じっと見つめる。メモを取る。


看護記録に優先順位の高い順に記していく。


指導看護師さんがチェックして下さる。


『うん、良いわ。サインして』


と言うので「実習生・菜須」と書いた横に、指導看護師さんもサインしてくださり合格を貰いました。


勉強をさせていただいた消化器外科第二病棟のインターンシップでした。



私は小野君のリウマチ科も、何気に気になったりしている。どんなだったか小野君に聞いてみよっと。


無事にまた1つ、インターンシップが終わりました。来月から始まる単位の掛かった「応用臨地実習」に向けて、一歩ずつでも私は前に進めているのでしょうか?










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