えっ? 看護師国家試験過去問題抜き打ちテスト
『はぁ~い、今から看護師国家試験過去問題のテストするよ~ 今まで習得分だけの特別問題にしてあるから今回の合格点は85点以上で! 上位5名発表するよ点数込みで! 本当は90点以上と言いたいけどね、優しい先生は5点もマイナスしてあげちゃいます。はい、頑張って~』
えぇ~~~~~ 聞いてない!
そりゃそうだ、今言いましたもんね。
上位5名発表? しかも点数も? イヤだぁ!!
非難の声の中、笑顔で問題用紙を配る教授に黒いオーラが見える。
小野君、今焦っても仕方ないよ! そんなにテキスト見つめてても出ないよ。
いやいや、前原君まで・・・。紺野班大丈夫かぁ?
うぉ、何? これウチらで出来るの?
看護学部3年生、全員看護師国家試験の過去問題に初めて取り組む。
ん? あっ、これ学んだ!
あっ、これ実習の時、看護主任に教えてもらったぁ!!
意外と書けるぞ。 頑張れよつ葉!
自分で自分を応援する。
取り敢えず全問解答することができた。これからこういう問題集を繰り返し解いていくんだと実感させられました。
黒いオーラ出しまくりの教授の声が響く
『はい、終わりぃ~~』
後ろから答案用紙が回ってくる。そして前へ送る。それを教授が嬉しそうに受けとる。何だか悪魔に見える!
看護学部3年生、やりきった感が漂ってます。
嬉しそうに持ち帰る教授に、看護学生の呟きが溢れる。
「いきなりは無いわぁ」
「不合格見えた」
「就職浪人決定だな」← その前に単位を取ってくださいね。
「意外と書けた」
何だかんだ盛り上がる看護学部3年生。
紺野班集まる。当然テストの話で、
『俺、アウト』
小野君、テスト前から焦ってたもんね
『これが本番だったら何人看護師になっていたんだろう?』
美佳ちゃん、怖いから考えるのやめようよ。
お昼休みもこの流れで話は盛り上がる。午後の講義で答え合わせと説明が行われる事になっている。呑気にご飯を食べている場合じゃないかも・・・。
そんなこんなで時間は過ぎていく。黒いオーラに包まれた教授が嬉しそうに入ってきた。
『初めてにしてはなかなか優秀でした。お約束の発表タイムです。1位から発表する?それとも5位からが良い?』
もう、どっちでも良いわ。の雰囲気が流れる看護学生。心の中では自分では無いと思っているから。
第1位 **** 94点
第2位 菜須よつ葉 93点
第3位 紺野智樹 90点
第4位 **** 88点
第5位 土田美羽 86点
以上が上位5名、合格者5名です。
紺野班3名ランクインしました。
頑張ったぁ。全員の答案用紙が返却されて、それぞれがどこを間違えたのか確認をする。
小野君の答案用紙をみんなが見つめる。
『・・・・・』
言葉が出ない。居残り決定だね、班長のお説教は覚悟してくださいね! 小野君42点は無いわぁ…。
残りの紺野班70点台でした。
抜き打ち看護師国家試験過去問題テストでした。




