えっ? ナイチンゲール誓詞・・・
講義に入る前に、教授の一言。
『白紙の用紙を配るから、ナイチンゲール誓詞書いてごらん』
えっ? マジかぁ… 配られた用紙にナイチンゲール誓詞を思いだし書き始める。斜め前の小野君が
『マジやべぇ・・・』
頭を抱えて焦っている。小野君らしい。紺野班、用紙に向かいペンを走らせる。
われはここに集いたる 人々の前に厳かに神に誓わん。
わが生涯を清く過ごし、わが任務を忠実に尽くさんことを。
われは すべて毒あるもの、害あるものを絶ち・・
んー、この後なんだっけ?
よつ葉、ギブアップ!
隣の美羽ちゃんも、途中でギブアップ。入学して直ぐに覚えた…というより読まされたなぁ「ナイチンゲール覚え書」レポート書かされたなぁ・・。懐かしい。私達も歩んできたんだなぁ・・・。
入学して必死で学んできて3年目、本当に色々と学んだし、病院実習ではたくさんの出会いがありました。辛いことも、嬉しかったことも、感動したことも。
なんて、想いに浸っていたとき、教授の声が響く。
『はい、終わり。全文書けた人手を上げて』
残念ながら全文書けた看護学生皆無
『半分かけた人、手を上げて』
自分が半分書けているのかどうなのか見当がつかないため、遠慮がちな看護学生
みんなで見合わせて確認する。あぁ、そうだったね。などの言葉が飛び交う講義室。穏やかな時間が流れるが、ナイチンゲール誓詞が書けなかった話題なので、なんとも微妙ですよね。
ナイチンゲール誓詞 全文
われはここに集いたる人々の前に厳かに神に誓わん
わが生涯を清く過ごし、わが任務を忠実に尽くさんことを。
われは すべて毒するもの、害あるものを絶ち、悪しき薬を用いるもとなく、また知りつつこれをすすめざるべし。
われはわが力の限り わが任務の標準を高くせんことを努むべし。
わが任務にあたりて、取り扱える人々の私事のすべて、わが知り得たる一家の内事のすべて、われは人に洩らさざるべし。
われは、心より医師を助け、わが手に託されたる人々の幸せのために身を捧げん。
よつ葉、半分も書けてない! 3つめの途中でギブアップしてた。
紺野班、メンバーで答え合わせ。
・・・小野君、酷くない?
『われはここに集いたる人々に神に誓わん』
小野君!! 厳かに神に誓って!! 初めから間違ってるよ!
しかも!!! 生涯清く過ごせ無くない? って・・・。どんな意味ですか?
前原君に突っ込まれる小野君
『小野、今の時点でアウトだよな』
ついでに美羽ちゃんに
『清くないもんね』
ねぇねぇ、どんな意味???
『よつ葉は、知らなくていいの』
紺野君に言われる。うーん、何で? 置いてけぼりのよつ葉。
何故か、ナイチンゲール誓詞で盛り上がり、本来の講義に。
講義の後、紺野班メンバーナイチンゲール話が何故か復活。
『よつ葉が、ナイチンゲール地でいきそう』
美佳ちゃん、あんまり嬉しくないかも。
『あぁ、生涯清く過ごし・・なんてそのままいけるんじゃない?』
『いやいや、すぐ医師に捕まって結婚してそう』
『そんな気がする。結婚式の招待状届きそうだよな』
あのぉ・・どんな会話してるの? 私で盛り上がらないで!!!
こんな感じで平和に過ぎていく看護学生の1日。




