選択 ー何が正解なの?ー
看護師は医師の指示を受け看護に従事する。
そんな私達なのに今回の講義で、考えさせられた。
【命の選択】
医療従事者育成DVDより
延命をするのか、看取ってあげるのか
80歳女性、自宅で倒れ意識消失で救急車で搬送される。
脳からの出血で、手術は手の施しようが無いため行わない。出血が止まっても半身麻痺・失語症は確実で、出血が続いたときは、少しでも延命しますか? 静かに看取りますか? と主治医に聞かれる家族の方。
医師からの説明が終わり患者様と対面される。医師から言われたことを考え始めるご家族。
命の選択。 私達は見まもることしかできない。ご家族の方が担当看護師に話しかける
『これ以上の回復は、本当に無いんですか?』
『もし、落ち着いてきたら普通の生活って何処までできるようになるの?』
『先程の医師からの経鼻栄養とありましたけど、少しでも口から栄養が摂れますか?』
私達が答えることの出来ない事には「主治医に相談してみますね」と伝えて主治医に話をします。そして指示を受けます。
ご家族の質問に主治医が答える時間を取るのか、主治医から伝言を任されるのか、ケースバイケース。
「延命」か「終末期」
この患者様の「延命」は、月単位ではなく日単位もしくは、そのまま亡くなる事も大いに考えられる状況。
この医療従事者育成DVDを見ながら、何だか考えさせられてしまうものでした。
生命維持装置の音が悲しく響いているように聞こえる。
私達にできることは何かあるのだろうか?




