情緒不安定なよつ葉の涙
いつものように外部の看護師国家試験対策講座のAクラスの講座受講。
12日後に迫った1年に1度の看護師国家試験。
看護師になると決めた高校3年の進路懇談会。受験する大学は超難関。よつ葉の今現在(高校3年時)での合格率はゼロに等しくないだろうか?
しかし、担任の先生が熱血教師だったのが良かったと思う。当時担任だった先生の一言。
「泣くのは大学受かってから泣け。それまで涙は取っておけ! 俺が合格まで押し上げてやる。ちゃんと着いてこい。看護師になったら第一の患者になってやる。注射失敗しても文句言わないから、現役で合格勝ち取れ」
そんなことや大学時代の辛かったこと挫折したこと実習での医療事故など何故かマイナスな事が、心を占領していた。
実践形式の試験の最中に起きたよつ葉の異変。涙が溢れ止まらない。それに気づいた担当講師の先生。試験は続行希望し途中棄権することなく泣きながら受けた。
試験が終わり、症状の改善がみられず過呼吸ぎみになる。そこは看護師の卵たちの集まり。落ち着いて指示が出る。(さすがAクラス!) 前原君がよつ葉に駆け寄りフォローしてくれる。
少しして平常を保つことができた。
前原「よつ葉、大丈夫か?」
よつ葉「うん。ありがとう」
前原「気にするな。いつでも助けるから」
講師「菜須さん、医務室行きますか?」
よつ葉「大丈夫です。落ち着きました」
講師「いつでも声かけて。無理はいけませんよ」
よつは「はい。ありがとうございます」
看護師になるのって、こんなに大変なのか。
弱いよつ葉で、情けない。
明日、いや今日だね、頑張ってきます。
ちなみに泣きながら受けることになったテストも上位をキープしていたよつ葉でした。




