医療的ケア児
【医療的ケア児】のレポートを綴りました。
読んで辛くなる方は、今回のこの話はスルーしてください。
瀬野教授推薦の勉強会、討論会などに参加させていただきました。勉強会のまとめを綴らせていただきます。
まず医療的ケア児とは……
「日常生活を送る上で必要とされる衛生管理に関する医療行為」とされ、障害や疾患等により低下した身体機能を、医療機器等を用いて補助しています。具体的な医療的ケアの例としては、呼吸に関する人工呼吸器、気管切開、喀痰吸引(たんの吸引)、栄養摂取に関する経鼻栄養、胃ろう等や、排泄に関する導尿等です。医療的ケアが必要となる原因は、先天的・後天的な疾病によるものや、事故(出産事故、交通事故、溺水事故、誤嚥窒息事故等)等があります。
出産時に限らず、医療の進歩により救われる命が増えた一方で、残ってしまった障害や疾患等により医療的ケアが必要な子ども、いわゆる「医療的ケア児」の数がこの10年で2倍以上に急増したとの推計があり医療的ケア児が急増した結果、医療的ケア児と家族に対する支援体制が十分に整っていないため、さまざまな問題が発生。
一昔前なら助からなかった命でも、現代の医療で助けられる命が増えてきました。看護の進歩も目覚ましく向上しそれに伴い高度な医療器具も揃ってきました。
医療的ケアは医療行為の一部とされていますが、医師が行う専門的な治療行為とは異なり、日常的な介助行為であるため、医療関係の免許を持つ医師や看護師など以外の保護者や本人が行うことが許容されているので、在宅で看護ができるようになりました。
しかし在宅に踏み切るには、家族の協力が不可欠。周りの協力を得られてもメインに看護される方が、在宅に不安を訴えられる方もいる。
医療の難しさですね。助かった命に素直に喜べない方もみえるのも事実です。看護師になってからも永遠の課題となりそうです。




