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紺野班後輩たちの指導

挿絵(By みてみん)


紺野班に後輩の居残り実習のお手伝いを命ぜられ久しぶりに実習服を着て実習室へと入室してお手伝い学生として後ろに控える紺野班。



佐々木教授が居残り学生にお手伝い学生(紺野班)の紹介をしてくださる。


6人の4班グループなので、1つの班にふたり体制で受け持つことに。


紺野・菜須 1班


前原・河西 2班


柊・鈴木  3班


小野・土田 4班



よつ葉「・・・・・・」


そう言えばこんな時期だったよなぁ……。


紺野「よつ葉泣きながらひとり居残ってたよな」


美羽「ひかる君にぎって管持って泣いてたよね」


前原「よつ葉の初挫折だったな」


小野「俺、あれ以来よつ葉に勝ってない」


柊「小野、勝ち負けじゃないぞ」


ゆみ「小野君の頭は小学生だから仕方ない」


佐々木教授が説明をしている間にみんなしてよつ葉をからかって遊んでる?!


美佳「よつ葉が拗ねるよ」


いやいや、拗ねないけどね。


紺野班、それぞれの班に分かれて後輩の指導に入る。今日のお手伝い実習は<導尿>


紺野君と一緒に担当するグループに移動する。


紺野「紺野です。そしてこっちが菜須です。よろしくね。さぁ、始めようか」


ウチの班長、後輩にも容赦ない。

限られた時間内で実りある居残りにするために、改めてになる自己紹介は、サラリと終わらせ居残り実習に取りかかる。


紺野「よつ葉、どっちいく?」


よつ葉「さくらさんで!」


紺野「了解」


よつ葉は女性模型を選択する。


まず、最初によつ葉の指導を受けに来た、駿くん、実菜ちゃん、知花ちゃん。


女性患者様の導尿の手順を再確認させて覚えさせる。そして実践に入る。


お手本として先に解説しながら行う。


実菜「わぁ、スムーズ!」


駿「さすが菜須先輩!」


後輩たちの目の前で失敗は許させれない。


男性での導尿処置は挫折したけど、女性の導尿処置は、挫折していないのです。


後輩たちに実践での事を話ながら目の前の模型で説明しながら指導する。その後、ひとりひとりチェックをする。


知花「すっごく分かりやすかったです!」


駿「理解できた! 先輩ありがとうございます」


実菜「菜須先輩、看護師みたい!」


ありがとう。いやいや誉めすぎですから。


居残り実習のお手伝い学生として先輩らしさを発揮できてホッとしました。





その後、佐々木教授のお部屋で報告会を行い無事終了…………のはずが



紺野班女子に特別講義をしてあげるわね。これ2年の講義でしたらウケたのよと言って佐々木教授が女子4人に避妊具を2つずつ配り


「中を確認して何が違うか言ってみて」


小野「佐々木教授、俺達はしないんですか?」


佐々木教授「あなたたちは使用してるでしょ」


佐々木教授、あのぉ……

これを使う=そういう行為ということになりますけど……。


前原「いえ、使用していません」


美羽「えっ、生?!」


美佳「ヤバくない?」


前原「そういう行為をしていないという意味だけど!」


小野「お前も寂しい同盟だな!」


前原「お前と一緒にするな!」


佐々木教授「あなたたちの性事情はそっちで語り合っておきなさい。さぁ、菜須さんたちは開封して比べてごらんなさい」


パッケージは解答がわからないように何やら塗りつぶしてある。美羽ちゃんは既に開封して興味津々で伸ばしてみたり引っ張ってみたり指を入れてみたりしている姿に、佐々木教授は大笑いで紺野班男子は若干引いている。


残る美佳ちゃんとゆみちゃん、よつ葉も開封して触りくらべる。


ん……わからない。

ってか、初めて触っちゃったよ。


誰か、答えを教えて!!

ってか、色違うじゃん! この事か?!

これだな! 多分。


ってか、男子がまともに見られない(笑)

後ろで男子は何やら密談中の様子。



佐々木教授「そろそろ分かったかしら? 菜須さん」


よつ葉「色?」


佐々木教授「んーー、この場合に色はあまり関係無いのよ。着けて入れちゃえば」


あのぉ……佐々木教授のズケズケ言うこの発言何とかしてください。


佐々木教授「よく観察していた土田さん」


美羽「つけ心地だと思います」


佐々木教授「つけ心地とは?」


美羽「佐々木教授、そこは男子に聞いてもらわないと!」


佐々木教授「じゃあ、答えが違うわね。それじゃあ河西さん」


美佳「サイズ?」


佐々木教授「うん……」


と言いつつ紺野班男子を一通り視線を向けて


佐々木教授「このメンバーなら似たような感じかしらね(笑)」


小野「佐々木教授、透視能力あるんですか?」


紺野「・・・・」

前原「・・・・」

柊「・・・・」


ゆみ「残るは厚さしかなくない?」


佐々木教授「鈴木さん正解。このピンクの避妊具が、市販されているなかで一番薄いわね」


そう言われ改めて見比べる紺野班女子メンバー。


よつ葉「わかんない」

美佳「変わらなくない?」


佐々木教授「いくら薄くても世の男性には邪魔らしいわよ。ねぇ、小野さん!」


小野「俺? それは……はい」


佐々木教授「素直ねぇ(笑)」


お手伝い学生をしたご褒美?に、佐々木教授は、特別講義をしてくださいました。


なんとも言えない講義?でした。




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