二人の会話。
『ねぇ。』
「…………。」
「なに?」
『自由って、なにかなぁ?』
「さぁ〜。」
自由ってなんでもしていい事? 私分からない。
『一人一人自由に生きる権利ってあるんだよねぇ?』
「……。」
そして彼女は無言のまま。 私と彼女は友達。
彼女は、愛理。
私は、茜。
私達二人は、似た物同士だ。
性格の全くちがっう私達。
ひとつ共通点がある。
それは… 私達二人はいじめられてる。
ただそれだけだった。私達の居場所はひとつ学校の屋上だ。
辛い時、寂しい時、 二人は必ずここにくる今日もだ。彼女はかなり無口だ。
つまんない…。
でも一緒にいて、安心する。
毎日辛い。
死にたいよ…… でも、生きたいよ…『死んだら、ドコに行くのかなぁ?』
「死ななきゃわかんないよっ。」
『またぁ!ザンコクなぁー。
』 でも、確かにそうかもなぁ!
「…いっそのこと事二人で死ぬ……?」
『…………!!!』
「生きてて、なにがあんのかなぁ。」
彼女はもくもくと、話始めた。
「人間は、複雑で、キレイで…でも汚い。」
彼女の目は真っ黒だった。
まるで… 感情のない人形のような、目をしていた 『でもっ!!!』 『今は辛いけど、今辛い分だけ、その後の人生はきっといい事ばっかりだよ!神様は意地悪だけど、がんばればきっと幸せになれるよ!』
「誰も、私を愛してはくれなかった。 お金で愛は買えない。お金で自由は買えない お金でなにが買えるの?服?物?それだけ…。私の本当にほしい物は、私を愛してくれる人…愛、自由。」
何故か私の目からは、 大粒の涙がこぼれおちた。
ボロボロと… 『愛はよくわかんないけど、愛は、あっかいと思う…。
』 きっと。
「くもった、心だってすぐ晴れる。」
『私そう思うだけで幸せだよ!』 明日から、頑張れる気がするから! だから生きれる。
死なない! 『二人で幸せになろうね!』
「もちろん!」
未来が見えた気がする。