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7月3日

ゾリディアークを惜しみつつ出発をする。地中は、後ろを振り返りながらずっと手を降っていた。


車は家一軒無い草原地帯を通っていた。周囲360度見回しても、誰一人として見当たらないほどの過疎地域だそうだ。住人の9割が都市部にすみ、残り1割も先ほどのような村を組織して住んでいるらしく、このような郊外に暮らすことというのは、あり得ないことの一つとして認識されていると、案内役は話してくれた。ただし、この辺りの管理をするために、わずかに滞在することはあるそうだ。

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