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7月1日
案内役の家は、これまでのところとは別のところにあるらしい。地獄から出るための門は、ひとつだけしか無いらしく、私たちも、そこへ連れていかれた。
国境警備員のような出で立ちの、なかなか立派な門が私たちの行く手を遮っていた。だが、日記帳を見せると敬礼をしてすぐに開けてくれた。これまで何度か見たことがある光景ではあるが、何度見てもこの日記帳の威力は素晴らしい物であると思ってしまう。
道はこれまでの中で最も平らかで、上下振動もうめき声もしなかった。
案内役の家は、これまでのところとは別のところにあるらしい。地獄から出るための門は、ひとつだけしか無いらしく、私たちも、そこへ連れていかれた。
国境警備員のような出で立ちの、なかなか立派な門が私たちの行く手を遮っていた。だが、日記帳を見せると敬礼をしてすぐに開けてくれた。これまで何度か見たことがある光景ではあるが、何度見てもこの日記帳の威力は素晴らしい物であると思ってしまう。
道はこれまでの中で最も平らかで、上下振動もうめき声もしなかった。
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