80/368
6月18日
城に戻ると、何もすることがなく、仕方ないので案内役の部屋に遊びに行った。造りは私の部屋となんら変わらない。違いといえば、鏡面構造になっていることぐらいだ。つまり、左右対称。ベッドの上に案内役の私物が散らばっており、私が来ることを考えていなかったらしい。まあ、いい。別に、彼の私物に興味がないわけではないが、暇だから来ただけなのだ。
適当に1時間ばかり雑談をすると、夕食だといわれ、下りて行った。
城の構造には慣れ、すぐに食べ終わると、そのまま風呂に入って寝ることにした。