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6月8日
車に乗り、火炎地獄へ到着する。
とにかく暑い。すぐそばをマグマが通っているというのもあるだろうが、ここまで暑くする必要も無いだろうと思ってしまうほどだ。
その熱さを知りたいのであれば、ここの所長さんがしてくれた、簡単な実験がいいだろう。 つまり、1kgはあろうかという鉄の塊をマグマに近づけるだけで赤くなり、5cmのところへ寄せると、自然に溶け始めた。 それほどにまで熱いのだ。
そんなところへ裸で突き落とされるのだ。男女関係は無い。常に悲鳴が響いているのは、思い出すだけで背筋が凍る。
