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4月22日
車は、この前とは打って変わって、かなり熱いところに着いた。上半身裸になっても、どんどん体の水分が抜けて行く。
案内役に聞くと、ヘルメットを無言で貸してくれた。それをつけろということらしい。つけないと、命の保証をしてくれないとのことだ。
私がヘルメットをつけると、頭上を何かが通っていった。私が案内役に聞く前に、前方100mほどのところにそれは落ちてきた。どうやら隕石の類に見える。
まだシュウシュウ音を立てているそれに近づくと、案内役が私の背中を指さして教えてくれた。
ここは、活火山だ。