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11月3日
10枚弱の書類に、自筆署名を書き入れると、いよいよ私たちは建物の中に入ることができた。首からネームプレートをぶらさげて、守衛とともに見回ることになった。
発電所構内は、平地だったところと比べて涼しく感じた。山の上だということもあるのだろうが、それ以外にも、すぐそばを川が流れているということも関係しているのだと、守衛が話してくれた。私たちが入った入口からすぐのところに、博物館があって、予約をしていない人も、ここまでなら自由に入れるという。後でこの博物館によってみることになった。