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9月14日
テレビは、天界、地界、人界のすべてのチャンネルが映るように設定されていた。また、ルームサービス帳がテレビの足元におかれていて、好きな時に、好きなだけ、無料で飲めるようになっていた。地中は早々に寝てしまったから、私と案内役は、音量を低めにしてテレビを見ていた。といっても、適当にチャンネルを回すだけであって、とりあえずのBGMのようなかんじである。
案内役に明日からの予定を聞くと、再び電車に乗り、次の街へ向かうということだった。最初の都市よりかは小さいが、それでも有名な街だそうだ。私は、それを聞いてから、眠りに付いた。まだ、案内役は起きていた。