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第5話 無題

「大好きなアイドルを目の前で失った衝撃と、体調管理やアイドルのちょっとした変化すら話し合えないそんな俺の関係性の悪さに失望感を覚えたよ」

「島田先輩、あんたなのにそんなに仕事を生腐って、何?今担当しているアイドル飽きたから他に乗り換えていい?お前バカなん?そのアイドルでドームライブしたか言えよ。気づけよ!目覚めろよ!」

「何?性犯罪者の遠吠えか?」

「何今更責任から逃げる気なんだよ」


(なっ…!そのセリフは…)


―アリーナライブ後―

「誠に申し訳ございませんでした。」

「そんなんで許される訳ないでしょ!娘を預けて…帰ってきたのは…怪我だらけで…死因は心肺停止!?」

「私にも分かりませんでした…目の前が真っ暗になって…起きればこの状況です」

「何がアイドルだ。」

「…アイドル…それはファン、ライバル、志望者に夢や希望を与え、アイドルとしての道を切り開くのが先程まで務めていた仕事です。あなた達のせいでもあります。これは立派な育児放棄です。」

「何も知らないくせに!」

「…」

「何睨みつけてるのよ!」

「フハハハハwwww」

「人が死んだのよ!不謹慎な方ね!」

「おい!島田〜!!!」

「やべ、社長来た」

「それが死人に対する礼儀か!」

「死んでねぇーけどな、この人」

「…あんた達のせいよ!」

「理由をしっかり言ったので罪には問えません。弁護士側の意見もこの通りらしいので」

「なあ、ばあさん。法は人を守るためにできてねぇーからな。思想強めの奴こそがこの世に必要とされる存在なんだぜ?どうかしちまってるさ。俺はエッチか姉さんが必要だと思うけどさ。それは社会的に必要と言われれば不必要だ。そうあんただよ。ばあさん」

ドン!

「あらぁ?人、殴っちゃったね?これでさらに法に問えなくなっちゃったよ」

「おい、島田やめてくれ!」

「あんたの負けだ。この社会不適合者」

「それ以上は侮辱罪だ!」

「なんだよ!俺はもう死んだっていいんだよ!」

「おい…どうしたんだよ…」


バン!


「銃声…?」

「ばあさん、やっぱり社会的に必要と言われれば…必要だな。」

「あんた達を殺すようにお願いしてたの。殺し屋に頼めば、綺麗さっぱり無くなってしまう。」

「じゃあな社長…」

「待て!島田!美香が悲しむ…」

「…!?」

「何今更責任から逃げる気なんだよ…」


―もっと前―

俺が小学生の頃だった。

その時は小学5年生あたりで小学生らしからぬ会話で盛り上がっていた。

年代的にアイドル全盛期で何とか娘とか何とか46とかまあそんな感じのところが好きな奴らがぎょーさんいた。

俺は何とか46派だったな

恋するフォーチュ…

なんやったっけ?

まあそん感じのやつも有名やったんやろ?

音楽番組も勢いを落とさず、おもろいもんばっかやってたな。

くだらないのは俺の両親だ。

正直夫婦喧嘩は恋するなんとかかんとかとかそこら辺のアイドルグループがでしゃばって媚びるシーンとか見せられてたから、気になんなかったけど。

とにかく酷かった。

というか最近のアイドルグループってなんで鼻の詰まった歌い方じゃないとダメなの?

普通に歌えよ。

だからアイマ…

やめておこう。

アイドル事務所のプロデューサーが好きみたいになるからな(課金済み)

というかそれでこの仕事知ったようなものだし。

とにかく恵まれない人生だった。

運も尽きて、父さんは不祥事起こして、耐えれなくなった2人は同じところで仲良く死んだよ。

そ。

だから何もかも失った。

隣人に匿って貰って生活してた。

別に誰からか逃げてた訳じゃないぜ?

強いて言うなら大家さんかな。

あんなんの

いややめておこう

まあとりあえず隣人のおかげでこの仕事出来るわけだし、家賃のあーだこーだで俺ん家はなくなったけど正式に隣人家になった時は心のどこかで安心してた。

その隣人さん、今何やってんのかなあー

とりあえず何とか楽しくやってけてた。

けどさ、人生って辛くね?

罪とかそういうの押し付けられるんだぜ?

な、社長さん

最近のアイドルグループのファンに謝罪します

すみませんでした!

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