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フィクション

フィクションです。

実体験をもとにしたフィクションです。

これはとある噂だった。

わたしはしがない陸士をしてた。

陸士とは自衛隊における下っ端で、よく上からスペ、カス、エースとなじられてた。

なんなら、死ねとか普通に言われてた。

そんな陸士の時代教育隊とある噂があった。

「黒焦げさんがくる」。

その駐屯地はめっちゃくちゃ古かった。

日本陸軍時代からの駐屯地だった。

裏手には旧軍の遺構などあった。しかしながら、もっと嫌なのはそこは元々神域だった。

わたしは教育隊時代その噂を聞いていた。黒焦げさんとはなんぞとなるが、まっくろくろすけの黒焦げの人だ。

そんな黒焦げさんを見ると死ぬという噂があった。

教育隊の時だった。

とある夜点呼がおわり班長達が言った。「黒焦げさんが来そうになった時は音がして匂いがするあまり直視するなよ。」

果てとわたしはおもった。筋肉があればなんでも対処できるとみんな思って爆笑してたが、みんな班長達はわらってなかった。

そして、その日から怪異が続いた。

窓ガラスが割れたり、ものが吹っ飛んだり。

夜の夜中には、ずっと泣く声が聞こえてた。

班員たちも段々と、怖くなって行った。

そして、事件はおきた。

とある夜私は目が覚めて扉を方を見た。

扉にはすりガラスが私の班でははめて合った。また扉の上は窓になっていてわたしは何かがおかしいとおもった。黒いものが見えてた。黒いものが。

ずる、ずる、ずるとおとが聞こえた。

そうして夜がおわった。

時が経ち、ある日なぜか同じ音が聞こえた。

気づいたら自衛隊の物干場で首を吊ろうとしてた。

しかも何度も。何度も。

まだ声が聞こえるよ。声が。

「ほら、首を吊れば楽になるよー。」

多分、死んでった人達は聞こえてたんじゃないかな?

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