『意識決裂、その先の幸福論』・・・『詩の群れ』から
『意識決裂、その先の幸福論』・・・『詩の群れ』から
㈠
自己が、自己の意識を決裂させることに、意味は有るだろうか。
いや、無いだろう、決裂とは、自己内で起こる、外的衝動が根本だからね。
そうだろうか、自己内で、自己が意識を決裂させることも、有るように思うんだが、え?
だな、そう言われてみれば、確かに、有る様な気もしてきたよ、だろうだ。
㈡
しかし、本当に、その先の幸福論を、願うばかりだよ、だろうだ。
だろう、世界中の人々の幸福、それこそが、幸福論なんだろうな。
だろうだ、アランは読んでなくても、俺は俺で、お前はお前で、幸福の有りかたが有るんだよ。
そうだろう、そして、その刹那、意識は決裂するんだろうだ。
㈢
成程な、つまりは、意識決裂、その先の幸福論ってことで、とうとう現実に向き合えってことだろうだ。
だろうだろうだ、現世通り越して、その先幸福を待つ、だろうだ。