角と美少女
今回が初投稿なもので、よくわからないところや、意味不明な箇所があるかと思いますが、鍋から出して15分くらいたった豆腐並みの温かい目でみてください。
………………朝起きたら角が生えていた。
それは確かに昨日の夜まで無かった、本物の角。ドラゴンとか鬼とかに生えている、あの角だ。
「……はぁ⁉︎」
鏡に映る自分の頭部に生えているヤギのような角を見て、俺は思わず叫んでしまった。
「……なんじゃ、やけに騒がしいのぉ…こっちは寝ておるのじゃぞ……」
「あっ! すみません大きな声だしt……いや誰だよ」
高校受験に落ちて親に見放され、一人暮らしの俺の家に、俺じゃない誰かの声が響く。 それは明らかに女性、むしろ幼女のような声だ。その声の元へと向かうと、そこには金髪美少女が横になっていた。
「我輩か? フフッ よくぞ聞いてくれた! 我輩こそが、魔界人口管理局局長のアスベルだ‼︎」
「お前俺をおちょくってんのか?」
目の前のロリガキが急に変なことを言い出した。確かに蝙蝠のような羽根と細長い尻尾が生えてはいるが、それ以外はやたら可愛いロリっ娘である。
「ちっ、違うわい‼︎‼︎ あとロリガキとか思ってるだろ‼︎ 一応言っておくが我輩は825歳じゃぞ‼︎‼︎」
「は、はぁ……で、その魔界局の人がなんのようでしょうか?」
目の前の容姿端麗な金髪ロリを見つめ、俺は大人な対応を見せつける。
「実はな、この度貴様に魔界永住権をおしt……くれてやろうと思ってな!!」
ロリガキことアスベルがそんなこと口走る。今思えば、この時が俺の魔界生活の始まりだったのだろうか……まぁもう遅いが。
これからも続けれるまで続けますんで、応援よろしくお願いします。