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とある中ボスさんの日常  作者: ニシュラ和尚/深井波乃上
1/1

その1

その魔人はまさに(いわお)だった。

褐色の筋骨隆々たる七尺五寸の巨体は、魔人を()()()見る者に恐怖を植え付ける。いついかなる時も、眉間には幾本の筋が走り、口は横一文字に引き結ばれている。そんな厳めしいという言葉では形容しきれない顔には、古木の幹のしわのような古傷が十文字に刻み込まれている。その傷の深さは尋常ではなく、まるで消し去ることのできない敗北者の烙印のようだ。

しかし、魔人はその傷を嫌悪しない。

ただ、自らの前に現れた挑戦者(冒険者)にその傷が刻み込まれた頬を吊り上げて不敵に笑い、言うのみ


「よくぞ、ここまで来た。だが、ここを通りたくば、我をーーグァッ!? ちょ、ちょっと待てっ!! この台詞言い終わらないと攻撃できなーークベラッ!? いや、だから、言いーーガハッ!! グホッ!? だ、だから最後まで言わせろっーーフベラッ!?!?」



気まぐれ更新ですが、よろしくお願いいたします

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