よく言われてる、障害者って健全者と同じだって本当なの?
念のため。
不快になるかもしれない表現があるので、そういう方は閲覧を控えてください。
タイトルから喧嘩売ってるように感じるでしょ?そんな気はないから。でも、不快なことが書かれてる可能性が高いので、そういうのが嫌いな人はブラウザバックお願いね。これから先は責任取れないから。
……OK?じゃあ行こう。
僕はよく言われるんだ。先生とか親とかに。
「障害者は君達と何も変わらないよ」
ってね。疑問に思う。ならなんで障害者なんて言葉があるのか。同じならわざわざ呼び分ける必要なんてないじゃないか、ってさ。
生物学上は同じだろうけど、先生方や僕の親はそういうことを言いたい訳じゃあないと思うし。
じゃあまず、例えを挙げて障害者と健全者の違いを考えてみよう。
例えば身体障害者。それも下半身不随の人としよう。イメージし易いと思うんだ。
その人は、健全者と比べて一体どれくらいの運動能力があるか。
健全者11人と下半身不随の障害者11人でサッカーをやったとして、多分勝つのは健全者だよね。足を主に使うスポーツで足が動かないってんだから当たり前かもしれないけどさ。
サッカーだけじゃない。野球をやっても、下半身が動かないなら上手く打てないだろうし、ベースに走るのも遅くなる。
バスケットボールだって、パラリンピックだとかがあるけど、多分総合的に優れているのは健全者だよね。劣っていないならパラリンピックなんていらない訳だし。
卓球だってあれは結構動き回る。ある程度はいけるかもしれないけど、最終的に軍配が上がるのは健全者の方でしょう。
テニスも厳しい。左右に振られたら、健全者に比べて相当苦労するはずだよね。
こう考えてみると、明らかに運動能力では障害者は健全者に負けてる。個人差によって変わるかもしれないけど、全体的には健全者が上でしょう。つまり、同じではない。
じゃあ知能面?今度は知的障害者を例にあげるよ。
よく言われる白痴。これは重度の知的障害の古い呼び方(Wikipediaより抜粋)らしいんだけど、これは明らかに健全者とは違うよね。一部では医者とかでも使っていたらしいし、明確に区別されてる。つまり、知能面でも健全者と障害者は同じではない訳だ。
うーん、なら人格?
俗に言う「サイコパス」。これも一応障害者らしいね。人格障害。精神病質ともいう。
どちらにせよ、世間一般でいう人間性は健全者に比べて高いとは言えないだろうね。
僕の辿り着いた結果は、障害者と健全者は違う。同じではない。
でもこれは、障害者を見下す根拠になるものじゃない。大事なのは、これは障害者は全てにおいて健全者に劣っている、っていうわけじゃないってところだと思う。障害者は障害者で優れている所もあるし、健全者は健全者で劣っている部分もある。
障害者同士の差別もあるみたいだし、俺は障害者様だ!チヤホヤしろ!みたいな人もいるし、健全者と同じように扱われたい人もいるし。
健全者は確かに障害者に優っている部分はあると思う。でも、障害者の全てに優っているか、一度よく考えてみるといいよ。
この世の中、必ずしも全部を一人でこなさなきゃいけないわけじゃない。身体障害者の人は運動は難しいけど、事務仕事なら健全者と同じように出来るんだから。総合的な能力で健全者に優っている障害者だっているんだから。
人は自分より劣っているモノを見下す習性があるけど、障害者ってだけでその対象にはならないことを分かっておいた方がいいと思う。寧ろ障害者だ、っていうだけで見下す人は逆に同情してあげればいい。
「なんて哀れな人なんだろう。考えることが出来ない人なんだな」
ってね。少しは気休めになるかも。
じゃあこれを最後まで見てくれた君。このエッセイで少なかろうが発見があった人、元々そういう考えの人、予想以上の詰まらなさに落胆した人。今後の社会での活躍を祈っています。
お疲れ様です。何か指摘や意見があったらよろしくね。