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歴史・現在の世界情勢 紹介コーナー

 1914年、当時のヨーロッパ列強各国が複雑な同盟、対立関係にありあちこちに火種が燻り、戦争の機運が高まる中、ロシア帝国にて突如空を割る光の柱が出現。

それを契機に様々な異常現象が発生した。世界中で様々な大災害が起こり、疫病が蔓延し、あらゆる国が崩壊するまでに人口が激減した。


 また光の柱の出現を境に、異なる言語というものが存在しなくなり人々は互いの言語を何故か理解できるようになる。


 光の柱の出現を神の怒りと人々は恐れ、この出来事を神話になぞらえバベルの塔の復活と考えた。そのためこの出来事は「バベルの極光」と呼ばれている。この日を境に各地で特殊な能力が使える人間、いわゆる干渉者ハッカーが出現し始める。


 そして紀年法が変更され、西暦「A.D.」1914年を新たに塔暦1年

「A.T.」 (Anno turris)と定められた。


 京介達が住む世界では各国の名前や情勢も当時とはがらりと変わっている。


 京介が生まれた国はかつて日本と呼ばれていた。しかし、バベルの極光によって崩壊。現在はヤマトという名に変わる。復興時に興った企業fragmentによって実質的に運営されている。領土面積が狭く物資も豊かではないヤマトは苦肉の策として、現在は国民の管理体制を築き、食糧不足にならないよう一家族の持てる子供の数の制限などを行い人口増加を抑制している。国家に登録された人間についての衣・食・住が満39歳まで保障されている。現在登録外の子供のストリート・チルドレン化、反fragment活動などの犯罪に利用されるなどの問題が発生している。



 欧州各国は人口維持・崩壊阻止のため連合を組みEU(欧州連合)という地域統合体で運営されている。しかし、バベルの極光以前に燻っていた民族間対立などの問題は解決しておらず、現在も様々な問題を抱えている。また、人類の言語が一つになったことで、逆に各人種がそれぞれ自身のアイデンティティーを強く主張する結果に繋がり、EUの存在意義であるマイノリティー、自由、平等の尊重という言葉がいささか強調され過ぎているきらいがある。



 かつてロシア帝国と呼ばれた国はバベルの極光に前後して体制が崩壊し、現在はルージアという国が興っている。ルージアについては国際連合に加盟せず、半鎖国状態を貫いており、不明な点が多い。また各国の犯罪者が潜伏・拠点としていることが多い。

バベルの極光の爆心地は、現在各国の調査団は完全に締め出され、ルージアが独占状態で研究を行っている。

このためルージアは干渉者の軍事利用のため非合法な人体実験を重ねている、各国の特異な能力を持つ干渉者を拉致・洗脳し、工作員として仕立て上げているなどきな臭いうわさが絶えない。

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