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転生したら牛だった!モゥ〜異世界で家畜になる件  作者: 昼間 ネル
第一章 猪突モウ進 編

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9/10

第9話 新クエスト発動、呪われた姫君と魔女の条件。

皆様、お待たせいたしました。 前回、魔物の襲撃を(物理的な意味で)乗り越えたミドリたち。 しかし、本当の恐怖は戦闘が終わった後に待っていました……。 富良野の知識と、魔物の生命力が化学反応を起こした結果、牧場は「エデン」へと進化を遂げます。 ……ただし、そこには**「凄まじい異臭」**という等価交換が待っていたのです。 鼻を突く爆音と黄金の飛沫の中、物語は新たなステージへ。 ついに「クラスアップ」のチャンス到来!果たしてミドリは、念願の人間(あるいは賢さ)を手に入れられるのか!?

キャスティの牧場は耕作放棄地だったため、作物が出来ないでいた。そこで、ミドリが富良野で培った。知識で、豊かな農園エデンへ爆誕していた。


ミドリとオゥク、ヤフー「覚醒」によって、牧場はかつてない活気(と、凄まじい異臭と爆音)に包まれましたね。もはや単なる農業の枠を超え、**「聖域(物理)」**へと変貌しつつあります。


現場からの声

ミドリ:

「ヤフー!ダンスしろ!害虫駆除してくれ!

おいオゥク! 照準を合わせろ!畑の隅っこがまだ茶色いままだぞ! 俺の黄金と、お前の推進力があれば、明日にはここは農園エデンだ!」


ヤフー:「ヤフー……(ダンス)楽しい。」


オゥク:「ガフッ……(アレに力を込める音)……ドガァァァン!!(爆裂する黄金)」


シャープが用事を済ませ、牧場へ帰って来た。


シャープ:「……エデン……? 地獄ヘルの間違いではないのか? 鼻がモゲそうだ。頼む、誰かこの『踊る鶏』を止めてくれ。ステップが鋭すぎて風圧で余計に臭いが舞い上がる……」


緑の頭上に

ログ:緊急クエスト:Level20/呪われた姫君と魔女の条件の文字。


土作りに魂を売ったミドリたちの元へ、鼻を布でぐるぐる巻きにしたフェンが、一枚の豪華な書状を持って駆け寄ってきました。

クエスト概要:【南の国のカエル姫】

依頼主: 南の王、場所ザハード城

ターゲット: 邪悪な魔女にカエルに変えられてしまったお姫様

依頼内容: お姫様の呪いを解くこと。

報酬:クラスアップ確定。

シャープの説明:

「……(鼻声で)……本来なら高位の聖職者が解呪にあたるはずなのだが、魔女の呪いが強力すぎて、聖水すら弾き返されるそうだ。」


ミドリ:

「……あれ?報酬クラスアップ確定!マジか!来たー!やっとこれで人型に、いいや、かしこさアップか?」

オゥク:

「ガフッ!?(爆烈に自信を満ちた目で、

目を光らせる。)」

ヤフー:

(コケェェ!と鳴きながら、カエルを食う真似をしてシャドウボクシングを開始。)

キャスティ:

「すごいぞミドリ! クラスアップだってさ!

お城からのご指名だ!

さあ、一番フレッシュで濃厚高級『黄金』を樽に詰めよう。 これはおみあげで。」


ミドリの苦悩

(……待て待て待て! 農業の基本は『土作り』だが、これは外交問題だぞ! 王家に俺のブツを献上して、もし『臭い』の一言でも出たら、即座に食肉だだ!?)


意気揚々と南の城「ザハード城」へ向かおうとした一行ですが、シャープが鼻に布を巻いたまま(異臭対策継続中)、冷静なツッコミを入れました。


シャープの深刻な懸念

「……待て。まさかその『黄金(堆肥)』を、ミドリが背負って走るつもりか? 城に着くまでに全重量がミドリの腰を破壊するか、あるいは道中の魔物がこの魔力に引き寄せられて大軍勢になるぞ。……何より、剥き出しで運ぶのは私の鼻が持たん。

馬車だ。密閉性の高い馬車が必要だ」


こうして、一行は、馬車探し、城へ向かいました。

第9話を最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

ついに新展開「南の国・ザハード城」編がスタートしました。

お姫様の呪いを解くという王道ファンタジーな依頼のはずが、なぜか**「最高級の堆肥フレッシュ」**を樽に詰めて献上しようとする、前代未聞の外交問題に発展しそうです。

フェンの「密閉性の高い馬車」という提案は賢明ですが、発酵が進んだ堆肥を密閉して、南の国の強い日差しを浴びたらどうなるか……。

物理に詳しい読者の皆様なら、嫌な予感(あるいは期待)しかしないはずです。

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