第11話 魔女の条件
前回の強引すぎる馬車改造解除を経て、物語はいよいよ新展開へ!
これまでは地道(?)に農地を耕してきたミドリ(牛)たちでしたが、今回はなんと空が舞台。
無機質な馬車と一体化したアニーの冷徹な計算と、オゥグの脳筋全開な爆裂堆肥が組み合わさったとき、異世界史上もっとも「香ばしい」彗星が誕生します。
姫を救う鍵は、勇者の剣……ではなく、最高の野菜と卵!?
シュールで熱い、ザーハード城への強行着陸をお楽しみください。
アニーが馬車のトウに首に通し、馬車と一体になった。
馬車の貨物室に俺(牛)とオゥグが乗り込む、
2人、キャスティ、シャープはアニーの前の椅子へ座った。
オゥク【爆裂噴射】最大出力「ガフッー!」
ドッッカーーーン!!
とてつもない、破壊力が、馬車を空へ飛ばした。
アニー:
「……爆裂噴射? ……風の抵抗計算は私がやろう。……空を飛べるなら、足を使わなくて済む……。……悪くない契約だ……)」
一方、南の城「ザハード」では、カエルにされたお姫様を囲んで王様は絶望していました。
王様
「ダメだ……高位神官の祈りも通じぬ。禁呪法の聖水も姫はこのまま一生、ゲコゲコと鳴き続ける運命なのか……」
王妃
「……ん? 王よ!北の空から、金色の尾を引く彗星が落ちてくる? ……いいえ、あれは……馬車だわ!? しかも、凄まじい爆音と……なに?この芳醇すぎる大地の香りは!?」
着弾(到着)
ズガガガガッ!!!(轟音)
アニーの精密な舵取りにより、馬車は城門手前で、無着地した。
フェン「・・・何とかついたぞ。臭いがな。」
一行は謁見の間へ
王様「おお、来たかシャープ。」
キャスティ一行達が、歩み寄ります。隙かさず、黄金の樽をもって来た。
王妃「あら、牛さんと豚さんと養鶏?」
王様「聞いての通り、姫が、魔女に呪でカエルにされてしまった。これを、特には!魔女に交渉してもらおうと思ってな。」
ミドリ(……どういう事だよ!)
ヤフー(……ヤ、カエル食べれない…)
オゥク(……バフッしまった爆裂もう無理)
王様「君たちは、最近、腐った土地を、豊かな農場にしたという、噂を聞いての話だ。魔女は、大好物のファイヤポテトとエレキテル・キャロット、デビルエッグを条件に、姫の呪を解くと、脅しをかけられたのじゃ、そこで、クエスト依頼し、フェンに頼んだのじゃ!」
「おまかせ下さい!このムチにかけて!
あと、こちら(黄金の樽)どうぞ!」
王様「そうか、ありがとう喜んで受け取ろうぞ!」
(……ああ〜俺の黄金か大丈夫かな?)
こうして一行は、魔女の家へ向かうのでした。
第11話をお読みいただきありがとうございました。
爆音とともに「無着地」を成功させた一行ですが、今回のMVPは何と言っても**「黄金の樽」**でしょう。
ミドリが心配する「俺の黄金」の正体を知ってか知らずか、満面の笑みで受け取る王様。この勘違いがのちにどんな悲劇(あるいは喜劇)を生むのか……。
次回、いよいよ魔女との対面!
クセの強すぎる特産品「ファイヤポテト」たちの収穫作戦が幕を開けます。お楽しみに!




