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0 0 0 始まりそうで 、 始まってほしくない 、 ブルーオーシャン

多様性が浸透し一般化した2034年のお話。

子供が欲しい、授かりたいと思っている人は、その方法がある今日この頃。

子宮ドナー制度。

子宮を移植して出産する方法。

ドナーが見つかれば確実に子供に恵まれる方法。

そんな世界での一般的なホラーなお話。

2034年、少子高齢化がしっかり進み切った日本である事件が起きた。



子宮ドナー手術を受けた妊婦のお腹が()()()()母子共に死亡。



その事件で連日マスコミ、テレビの情報・ニュース番組で報道され、


SNS、〇チャンネルでも話題の中心となった。


事件が起きてから開発者とその企業にマスコミが取材を連日行い、



最初は丁寧に対応していた開発者は、


日に日にやつれていき結果、当たり前のよう自殺、


家族は元々離婚していたが取材が


元妻の職場、娘の大学、息子の高校まで及び、


離婚して離れて暮らしていた家族も追い込まれ無理心中した。



開発した企業も取材対応に追われ従業員が退職し、


企業としての機能が果たせなくなり倒産した。


それでも治療の形式は残り、


別の企業が利権を取得し良いものに変化していった。


発表された当時は革新的で不妊治療の新しい形、


子宮ドナー制度は素晴らしいものだと発表された。


だが様々な治療方法が確立されていく中で、


あまりにも批判が多すぎる治療法だった。


メリットは妊娠からの出産までの成功率、ほぼ10割の成功率を誇っていた。


デメリットは兎にも角にも時間がかかるという事その一点だけだった。


子宮ドナーという形を取っている為、手術が大前提として必要になってくる。


手術後は子宮が拒否反応を起こさないかが重要である。


拒否反応を起こさなくとも手術痕が完全になくなった状態で、


妊娠を進めなければ妊娠中にお腹がはち切れて亡くなるというケースもある。


それが冒頭に起こった事件である。


それでも世に一般的になってきた2037年の今日この頃である。


何故、こんなにも一般的になったか?

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