7、出発
書きました〜(╹◡╹)
「というわけでいきましょう〜」
朝早くから準備を進めて昼頃に支度を済ませ、長年お世話になった人達にお別れを…………と思ったがよくよく考えるとそこまで長くはない。
「本当にいいんですかお姉様?、アレスと私もついて行っても………」
「いやいやいや、むしろついてきてほしいな〜、一人旅はちょーっと退屈そうだから連れがいると退屈しなさそうだし………ってお姉様?」
「すみません、そう呼びたくなってしまっーー」
「いいよ許す、というか呼んでほしい可愛い」
「お、お姉様」
「じ、じゃあ俺もイヴ姉って呼んでもいいかーー、じゃない、ですか?」
「別に呼んでもいいし、タメ口でいいよ〜」
「あ、ありがとう……」
「報告終わりました〜………なんで馬がいるんですか?」
「アイシャ、お、お帰り〜、そりゃ旅といえば馬車、馬車引かせるのに馬必要でしょ」
「「「はい?」」」
「んじゃまぁいきますか、収納魔法」
収納魔法から馬車を取り出す私。
「ほら、乗って乗って」
「「「もうなんでもありですね」」」
そのまま街を出て、次の街へと移動を開始する。
「そういえば、イヴさんは転移の魔法が使えますよね?、馬車なんか使う必要ないんじゃ………?」
「何言ってんのよ、確かに私一人だったらそうしたけど、連れがいるなら景色も楽しむのが旅の醍醐味でしょ、仕事でもないのに目的のために最効率を目指す時点でもうすでに効率は落ちてるってのが私の持論、ま、わかりやすくいうとどうせなら目的果たしつつ貴方達との旅を楽しみたいってこと、一石二鳥ってね」
「ええ?、…………二者択一をしなければならない時はどうするかですか?」
「そんなの貴方達の方を選ぶに決まってるじゃない、例え目的が果たせなくても貴方達とブラブラ世界旅行ってのもそれはそれでいいしね」
「そういえばお姉さまは一体何が目的なんですか?」
「うん?、そうだね〜…………手始めに今魔族が手中に収めてる、主力拠点の七大迷宮を攻略ね…………まぁ、一つはもう攻略してるけど………それと魔族の領土を全部奪う………ってところかしらね〜」
「そ、それはまた壮大な………」
「まぁ、いけるっしょ〜」
「「「否定ができない」」」
やったぜ(╹◡╹)