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1、プロローグ

なんかこれ面白いんじゃね?って深夜テンションで書いた新作です(╹◡╹)


【星の黄昏】


人類対魔族、その戦いは苛烈を極め天地を裂き、星を殺す、自軍の全力全開の武力を持って相手を殲滅する、地獄絵図、初代魔王は実力至上主義の魔王軍で珍しい女性のため、【原罪の魔女王エヴァ】と呼ばれ恐れられていた。



人類を滅ぼす為の作戦会議中に魔界七将の一人ヴァネッサはその言葉を告げた。


「『原罪の魔女王様』貴方はクビです、魔王を退位してください」




『原罪の魔女王』と恐れられる私エヴァはその言葉に絶句した、相手は『魔界七将』でも珍しい私と同じ女性ということで少しは気を許していたのだが……。


「さ、作戦会議中に変なジョーク言わないでよ、ギャグセンスないわよ?、なんで総大将の私が魔王軍からクビにされなきゃいけないのよ?」


「それは貴方が戦わないからです!」


「な、なんですって!!」


「もう何百年、何千年『星の黄昏』が続いていますか?、勇者少将を倒し切ることもできず、人類に奪われた領土も取り返せず、無為に戦力を失わせて、民を戦わせて後ろで踏ん反り返って何が王か!…………何か反論はありますか?」



「は、はぁ!!!?、そんなの当たり前でしょ!大将が先陣きって突撃ってどう考えてもアホじゃない!!」


「今までの考え方では人類を倒すことは出来ないようですので、新しい考え方が必要かと………」



「………わかったわよ、どうやら話は平行線のようですし、どっちが正しいか、決闘でケリつけようじゃない、魔族同士の揉め事はこれで決めるのが伝統よね?」


「………はぁ、だからさっき言ったじゃないですか、新しい一歩が必要だと、古臭い伝統など守る必要はない!」


「………他のみんなの意見は?」


 

幹部の魔界七将達に尋ねるも皆無言…………つまりは消極的ながらもヴァネッサに賛成というわけだ。



(…………アホくさ………)



「あー、もうわかったわよ、お望み通り辞めてやるわよ」


「ふ、腐っても魔王、まだ冷静な判断力がかけらでも残っていましたか、良かったです」


「………はいはい、あと頑張ってね」


後ろで行われるのは自分こそが次の魔王にふさわしいと言い合う怒声………要は自分が魔王になりたいから私を退位させたのね、はぁ、しょうもない。



(………でも流石にこれで負けたりしたら国民がかわいそうだから、国民のために一般兵として陰ながら魔王軍の力になればいいか、よく考えればこれで私全線出れるし、中々良いんじゃね?)



そうして私は作戦本部を後にする、出口から出ると出待ちしていたのか、国民達が一斉に石を投げてきた。


「私の娘を返せ!!」


「自分だけ後方で贅沢な暮らししやがって!!」


「お飾り魔王!、戦えや!!」


様々な罵詈雑言が飛んでくる、どうやら魔界七将達は国民にまであの与太話を信じ込ませているみたいだ、だとしても石とかぶつけてくるか普通、前言撤回、国民とかどうなろうが知ったことか。



「………転移(テレポート)


石が当たる直前に私は転移の魔法を発動して自宅へと即時帰還する。


玄関前に婚約者、魔界大公アモンがいた。


「あ………アモン聞いてよ〜魔界七将のクソどもが私のことクビとか言い出しやがってよ〜マジぶっ殺しそうになったけど我慢したの〜褒めーーー」


「エヴァ、君との婚約は破棄させてもらう」


「………へ?」


自身のストレスを癒してもらおうといつも通り甘えにいくといきなり婚約破棄を告げられる。


「な、なんで?、わ、私達幼なじみで仲良しでーーー」


「魔王でないなら君と結婚する意味はない」


「はぁぁぁぁ!!!?!」


そうこうしてると後ろから誰かが私を突き飛ばしアモンに抱きついた。


「邪魔!!」


「アブバ!!?!!?」


「やったわ、アモン、私魔王になったわよ!、これで私と婚約してくれるのよね?」


「ああ、当たり前じゃないか、今日はお祝いだ、ハッハッハッ」


この光景をみればアホでも気付く、私はこの二人に嵌められたのだ、しかし一つ疑問が思い浮かぶ。


「…………なんで?別に魔王と結婚したいなら私でもいいのになんでわざわざ退位させたの?」


「それは君が臆病者で後方に引きこもってる魔王だからに決まってるじゃないか!」


「さっき説明してあげたのにもう忘れたの?馬鹿じゃない?」


「「アッハッハッハッハッ」」


そういうと彼らは姿を消した。


「あは、アハハハ、アハハハハハハハハハハ!!!、そうかそういうことね、オーケーオーケー、そこまで私を怒らせたいか、いいわよ、魔族なんて私がぶっ潰してやる」

欲張りセット(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

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