第8話 『大魔王、さらば!!』
「ハックション!!!」
いつもの魔王城。
最近は風邪がはやっていて困る。
「大丈夫でゴザルか? リク殿?」
「ヴァアア・・・・ダイジョブだったらマスクなんでしないよ・・・・・」
リクと忍三郎が廊下で喋ってる。
「そうでゴザルな!! あははは」
「(いらっ・・・・・)・・・・・・とにかく僕は寝るよ・・・・オヤスミ・・・・・・」
リクは自分の部屋を目指して歩き始めた。
魔王の仕事部屋
「んでさぁー・・・・」
「ああ。そうかそうか・・・・・」
「(いらっ・・・・・)・・・・・・ところで、魔王ちゃんはどう思う?」
「お前と同じ考えだ・・・・・」
「(いらっいらっ・・・・・)へえ・・・・・ソッチ系か・・・・・・・・・・」
「ああ。ソッチ系だ・・・・・・」
「(いらっいらっいら・・・・・・)SかMかと聞かれたならば?!」
「即答しましょう・・・・・」
「ど え む!!」
「変態・・・・・・」
「がぁあああああ!!!」
何か聞いた事のある会話。
言わなくても分かるとは思うが、大魔王とマオの会話だ。
「も、もう一回!!」
「何がもう一回だ・・・・・・」
「オレはまだ負けてへんぞぉー!! いや、負けてへんと思んがな!!」
「うるさい・・・・・ところでお前・・・・・」
「(くそ・・・・・)なんだい魔王ちゃん?」
「いや・・・・・・」
ビシッ!!
と、一枚の指名手配書をみせた。
「ん? なになに・・・・・?」
大魔王
容疑 環境破壊 夢魔を騙した。(振り込め詐欺) エロゲーを買い占めた。(合計30000億ドール)その他もろもろ・・・・・
この顔にピンときたら・・・・・・
以下同文
「いやっ・・・・・最後のやつ、やった覚えが・・・・・」
「・・・・・・変態の上に女を騙したか・・・・・・」
「お前・・・・・・最低だな・・・・・」
「がぁあああああ!!!」
急にふさぎ込んだ、大魔王。
「オレはまだ・・・・まけてな・・・・・・」
「負けてるな・・・・・そして堕ちてるな・・・・・」
がけから突き落とすような、きつーい一言。
「ううう・・・・うう・・・・・」
「頼むから魔界に帰れ・・・・・公生施設にでも入れ・・・・・」
「分かったよ・・・・・じゃあな魔王ちゃん・・・・・・」
「ああ・・・・・・・・・・(二度と来るな)」
大魔王は扉へ向かっていった。
バタン。
「ふう・・・・・」
〜廊下〜
「ううう・・・・・登場して、出番もほとんど無かったのに・・・・・」
風呂敷をしょって、目から汁を出している大魔王。
哀れな本音。
「あ、イタ!!」
「ん? その声は・・・・・」
声がしたほうに振り向いた。
「よっ!! とーちゃん」
やっぱりいました、大魔王二世。
「よう・・・・・」
「元気ないね。どーしたの? とーちゃんに話しなさい!!」
「・・・・・とーちゃんはオレだろ・・・・・」
「ふひひ・・・・・」
・・・・・・
親子二人で仲良く魔界に帰りましたとさ。
「イイハナシダナー・・・・・」
「どこが?」
あやまりすぎと定評のある、地獄です。
いや、この小説を読んでくっださってる、先輩が「おまえちょっとあやまりすぎ」
あやまりすぎ・・・・・?
う〜ん・・・・・
次回『アモン来たーーーー!!』
よんでください。




