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第3話 『罪魔界の名前の由来ってなんですか?』





「・・・・・・・ん〜?」

「う〜ん・・・・・・?」


「どうしたのですか?」



いつもの魔王城。


なんら変わりはない。



「ん? いや、今日なんかあったかなーと思ってな」


「今日ですか?」



「何かありましたっけ?」




しばし沈黙。


何故か空気が悪い。




「(あ! 今日私の誕生日!!)」


「マオさ」

「思い出した。 ルシファーが復活する日だ」



「・・・・・・・」

「どうしたそんな顔して?」




「(うう・・・・・このエミリア、悪魔ひとに誕生日忘れられたの初めて・・・・・・)」


「・・・・・・・・・・ん? たしかもう一つあったような」



また考え込む。


その横では、地に手を突いて落ち込む金髪の女性ことエミリア。



「(こんどこそ・・・・・)マオさ」

「思い出した。 今日は我の誕生日だ」



「ずーん・・・・・・」

「?」







3時間後



「と、いうことがあったんだ・・・・・・」


「魔王様も物忘れが激しいからね」

「酷いでゴザルなwww」




休憩室



「笑いながら言ってる忍三郎は何なの・・・・・・?」




「スマンでゴザル。 拙者、笑いをこらえるのが苦手で」


「そ、そんなことよりルシファーって何なの?!」





「ああ。ルシファーね・・・・・・」





ここからちょっと回想シーン





むかしマオ様が話してくれたわ




マオ様の体が幼児化するまえに戦った『7つの大罪』を司る悪魔たち・・・・・



その一人がルシファー。





「ははは!! 史上最強の魔王もこの程度か!!」


「くそ!」



マオ様はとある銀河で戦っていて、追い込まれていた・・・・・




「ふははは!! さらばだ魔王!!」


そいつがマオ様を切ろうとしたとき



宇宙衛星を見かけたらしいの・・・・・・



「な、こんな大きなゴミ・・・・・・ポイ捨てしたらあかんやろ!!」



それをゴミと勘違いしたルシファーが衛星を壊そうとしたときにマオ様が封印したの・・・・・



・・・・・・・




「なんか絵に描いたような、間抜けなお話で・・・・・・」



「そう・・・・・あ、こんな時間!! じゃあねリクと忍三郎」




「「じゃあね〜♪」」



走って仕事部屋に向かうエミリアを見送った。




「AV見ない?」

「さんせー!!」







仕事部屋




「うむ。あと3分で奴が落ちる」


「着陸地点は?」






「ここ」



マオが人差し指を床に向けた。


「へ?」




「ご、ゴメンナサイ。 よく聞こえなかったなぁ〜・・・・・・・なんて」


「だからここだ」



今度は親指を床に向けた。




「(ええ〜・・・・・・!!)」

「あ、落ちてくるぞ」







ヒュー・・・・・・・・ゴン!!




棺桶が天井を突き破って落ちてきた。





「きゃああああああ!!」


「来たな!?」




『クックック・・・・・・・』




棺桶のふたが静かに開く。



『魔王、マオ・・・・・・3万年前、オレを封印したのはお前だな?』


「ああ。ルシファー。久々だな」







「お前の息の根をとめてくれるわぁぁぁあぁ!!!」




棺桶から黒いものが、魔王に向かって飛んできた。








「えいえい!!」

「あれ?」


「ックックック・・・・・・」





黒い物の正体・・・・・・


ゴスロリな少女。




「なんですかこの子?」


「ん? こいつがルシファーだ」




「な、何だこれは?!」


「クックック・・・・・・貴様の魔力、3万年の封印で1000分の1になってるぞ」





「なんやとー?!!」






何故か大阪弁。



「あ、ゴミ発見♪」





嬉しそうに自分の入っていた棺桶をもちあげ、


投げたー!!!




「・・・・・・なんですかこの人?」

「コイツ潔癖症なんだよ。 1ミクロンの細菌まで見える。」



「くそ! そうと分かればオレは、力蓄えるぜ! ジャ〜ナ!!」 




「あ、ゴミ発見♪」


「魔王ビィィィィィム」






「ギャアアアアアア・・・・・・・」



シュウウウウウ・・・・・・・



こんがり☆




「・・・・・・で、この子如何するんですか?」

「うむ。 洗脳して部下にすれば掃除も料理もその他もろもろの雑用もはかどる」





「・・・・・・・(ひどっ!!)」


「ックックク・・・・・・」





30分後




「洗脳部屋に入れて来ました・・・・・・」

「そうか。今日はもう寝るぞ」



椅子から降りて扉に向かう。





「マオ様」

「寝ると言っただろう? 殺すぞ」




声に殺意がこもっているのは言うまでもない。





「スイマセンね。もしかしてこの魔界に他の悪魔も封印されてるんですか?」


「ああ。それが名前の由来だ」



マオは部屋から出て行った。






「・・・・・・この魔界って結構伝説があるのね・・・・・・」



どの魔界にも伝説くらいある。



「ていうか、マオ様って何年生きてるの・・・・・・?」










生きてるってな〜に?


いきてるってなんだろな
















「でてけ!!」


「ちょ、追い出す系かこれぇ?!」















地獄の三丁目です。



今回は、七つの大罪を司る悪魔の一人、ルシファーが出てきました。



ルシファーの大罪は傲慢。


まぁだから何だとは言いませんけどね。


さぁ、いよいよ書くことも無くなってきたぞ(苦笑

如何しましょう?



次回『大魔王だぜ?!!』


読んでくださいね。



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