第2話 『魔王のお仕事!』
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「・・・・・・・様!!」
「・・・・・・・マオ様!!」
「マオ様!!!」
金髪の女性が魔王を起こしている。
「一体何のようだ? 我を起こして・・・・・・」
声に殺意がこもっている。
起こされたら怒るのは人間、悪魔共通。
「何だもこんだもありません!! 別魔界の使者、今日で待たせてから20日ですよ!!?」
「だからどうした? 小物を待たせるのは我、最強魔王の使命であろう?」
そんな使命あったら困る。
「全く・・・・・・うるさい奴め。 行けばいいのだろう?」
「早く行って下さい。 ついでにガリガリく」
「いってきまーす」
バタン。
魔王が出て行った。
「・・・・・・・買ってきてもらおうと思ったのに・・・・・・・」
たってる者は親でも使え。
悪魔的行動?
いいえ。
ケフィアです。
〜謎〜 魔界のどこか
「くそ。戦争がおこるぞ」
「いつになったら来るんだ?」
「(馬鹿な奴らめ・・・・・・・魔王ビィムで焼いてやろか?」
延ばし音を使わないのも悪魔的行動(嘘)
「魔王ビィィィィィィム!!!!」
「っ?!」
ジュッ!!
一瞬で体が焼けた。
「ふっ」
かっこつけにポーズを決めた。
全くかっこよくない。
「さて、こいつらの魔界はどこだ?」
40分後
「ふむ。この種類は獣魔界か・・・・・・・」
魔界は決して一つではない。
一つの『次元』に大体、3〜4個。
どの種族が住んでるか、大きいか小さいかなどで、名前が決まる。(そこら辺の悪魔が勝手に決めてしまう)
余談だが、この魔王が住んでる魔界は罪魔界。
名前はマオが決めた。
「次元に穴あけんのメンドくさいな。魔王カッタァで一気に開けるていいかな? いいよな」
「魔王カッタァアァァアアアア!!!!」
目からビィィィム。
完全に魔王ビィムと変わっていない。
「・・・・・・・・これだけ大穴開ければ大丈夫だろう」
空間がゆがんでいる。
因みに無茶苦茶に開けた穴に入るとどこに飛んでいくかは、わかった物ではない。
「一名様ごあんなーい!!(マオ裏声)」
「シャセー!!(マオ裏声)」
「我はこんなに孤独だったか?」
寂しい人、もとい悪魔。
目からしょっぱい汁を出しながら穴に飛び込んだ。
「うわあぁあぁ〜吸い込まれるうう・・・・・・」
「のび○くん!! 気をしっかり!!(マオ裏声)」
獣魔界
「うわあああああ!!!!」
「うわあああああ!!!!」
なんだか豪華な大広間。
次元移動は成功したようだ。
「くっ!? 貴様は自称最強魔王、マオ!!」
なんかライオンみたいなのがマオを見ながら言った。
「自称じゃない! 我は列記とした最強魔王だ!」
「ククク・・・・・・さてはお前、オレ様を倒しに来たな?」
「この屑魔界破壊にだ。 お前はついで」
ガ、ガ、ガーン!!
「こ、このラスボース三世様が、ついで・・・・・・だと?」
「貴様、覚えやすい名前してるな。だが屑魔界の屑魔王で十分」
「うぉぉおおおん!!!」
「?」
「オカアアアアアアアアアサァアァアアアン!!」
「・・・・・・・・アホか?」
10分後
「ううう・・・・・・今まで沢山の悪口聞いてきたが、オメ様みたいに口の悪い奴初めてだ・・・・・・」
「・・・・・・・」
本性はこんなものです。
「(屑魔王って言っただけで泣くか普通?)」
「もういい・・・・・・・オレ様とこの屑魔界は放置プレイで頼むぜ・・・・・・・」
「ああ、貴様を見てると自分まで哀れになってくる」
「サバラ」
ラスボース三世が手でサバラをやった。
「・・・・・・・死 ね」
「・・・・・・・ウウウウウウウウ・・・・・・・・」
泣きじゃくっているラスボースは放置プレイ。
〜罪魔界〜
魔王城
「と・・・・・・・」
「お早いお帰りで・・・・・・(マオ裏声)」
ぺこりと頭を下げる。
「・・・・・・・ううう・・・・・・・」
〜獣魔界〜
「誰かが・・・・・・大物が・・・・・泣いている・・・・・・?」
「あ、オレ様のことか!!」
自意識過剰
サタニズム
地獄の三丁目〜♪
です。
今回、魔王のお仕事。
予告していたのとはサブタイトルが違いました。
ごめんなさい。
この間も悪魔についてネットで調べてると、魔界戦記ディスガイアという、ゲームソフトが出てきました。
なんでも悪魔が主役のゲームらしいので買いました。
べ、別に遊びたかったわけじゃないんだからね!!
ツンデレ?
違うよな。
このゲームに別魔界の魔王というキャラクターが出てきます。
「別魔界?」
とよく読んでみると
別次元の魔界の魔王
と書かれていました。
「別次元・・・・・・いいかも!!」
ということで、今回別魔界の魔王、ラスボース三世が出てきました。
たぶんこれからもたびたび出てきます。
次回『罪魔界の名前の由来ってなんですか?』です。
読んでください。




