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第1話 リクのサタニズム

エロ注意!!

とある魔界。


その魔界の王、魔王が住んでいる城。


つまり魔王城。




〜リクの部屋〜








「うわっ!」


一人の青年がベットから落ちた。


髪は金髪。

いかにもチャラチャラにしてそうな外見だ。



「あいてて・・・・・・」


「くそぅ・・・・・・よく眠れたけど頭イタイ・・・・・・」


この部屋、洗濯物が大量に干してある。


湿気がすごい。



「てて・・・・・? もう3時か。そろそろ行くか・・・・・・」


青年は頭をかきながら、部屋を出て行った。


昼の三時から仕事。


サタニズムの一種。






彼の名前はリク。


魔王の部下だ。


もっとも、魔王から直接命令などされたことはないが・・・・・・





「ふあぁ〜? 眠たいな・・・・・・」



重たい足取りで廊下を歩く。





「リク殿!」

「?」



後ろから忍者の格好をした男がリクに声をかけた。


「おはよう忍三郎にんざぶろう君・・・・・・」

「おはようでゴザル!!」



声がでかい。

廊下に響く。


「こんな昼から元気だねぇ・・・・・・」

「拙者、5時間寝ていたでゴザル! 元気上等でゴザル!」



悪魔の睡眠時間は長い。


平均5日。


そのぶんフル稼働できる。


因みに忍三郎は昼寝していた。




「忍三郎君、サボってたでしょ? 僕もだけど・・・・・・」

「ははは・・・・・・バレてたでゴザルか! 絵本読んでたでゴザル!」







 

「それって大人の?」

「モチでゴザル」



平たく言えばエロ本。





「さてさて、着きました」

「どんなこと言われるでゴザルかなぁ〜?」


リクと忍三郎が黒い扉の前に来た。


大きく『魔王様の仕事部屋』と書かれている。

仕事してるかは怪しい。




「週休6日制にするとかその手のことでしょ」

「でゴザルよなぁ〜! ははは!」



すごいことを言っていらっしゃる。


人間とは格が違う。




「失礼しま〜す」

「失礼するでゴザル」



ギギギギ・・・・・・



黒い扉を開けた。



他の悪魔たちが3人立っている。



奥のほうに机と椅子。




かなり広い部屋だ。


どちらかというと大広間に近い。









「遅い!! 3時に集合と言ったはずだ!!」


机の隣にいる、金髪の女性が大声で叫んだ。






「スイマソン」

「マンソンでゴザル」



謝り方無茶苦茶。



「・・・・・・・まぁいい。 魔王様! 勢員そろいましたよ!!」


金髪の女性が机に座っている少年に叫んだ。


「誰だ? このラ○ール様の眠りを妨げる命知らずは?!!」

「そのネタ分かる人少ないでしょう。 勢員そろいましたよ」





どうやらこの少年が魔王らしい。


信じがたい。




「あぁ? 言うこと忘れた!! 我は寝る!!」




集まっていた悪魔たちの顔が「よっしゃ!!」という顔になった。








「・・・・・・解散」


金髪の女性が静かに言った。



「やったでゴザル!」

「これで一週間は休めるね」



リクと忍三郎が話しながら部屋を出ていった。






「マオ様・・・・・・部下になめられますよ?」

「知るか。我は寝るぞ!! 話しかけるな!!」






社員(?)食堂



「お腹すいた〜。 姉さん、天使焼肉ちょうだい」

「拙者は握り飯でゴザル!!」


いい匂いがただよう食堂。



「はぁ〜い♪」



サキュバスのウエイトレスがニコニコしながら注文を取った。






サキュバス


いわゆる夢魔。



放送禁止用語が入るが夢を操り現実でセックスをするという変態さん。



「おーだー! 天使焼肉とおにぎりー!」


「うっす。 おーだー来たぞ!!」


コック帽を被っている男性が調理室に叫んだ。



「早く作れよ!!」




「バラバラにすッゾ?!」

「ふふふ・・・・・・天使焼肉とおにぎりね・・・・・・エルマー、お肉切って」


「了解!! バラバラにすッゾ!!」




エルマーとよばれた、男が大鉈なたを持って、調理室の奥に行った。





「ふふふ・・・・・・それじゃあ、私もおにぎりつくらないと・・・・・・」





・・・・・・・



「お待ち!!」


「おーきたきた」



ウエイトレスが皿をテーブルの上に置いた。



「はぐはぐ」

「うまうま」



「ここの肉、何の肉なの?」

「それは作業秘密よん♪」





危ない、危ない。




30分後



「お腹いっぱい〜」

「ご馳走様でゴザル」


「またきてね〜♪」



サキュバスが胸を隠している布を取った。


まるみえ。




「ブヒャ!!」

「忍三郎君!!?」



鼻血出しながら吹っ飛んでいった。




〜忍三郎の部屋〜


「ティッシュ、ティッシュ!!」

「ハハハ・・・・・・川の向こうに父上が・・・・・・」


鼻血だしまくりで貧血気味の忍三郎を必死で救おうとしている。


「忍三郎君弱すぎだよ!! てゆうか、ティッシュがない!!」


「リク殿・・・・・・・・・・・・母上によ、ろ、し、く・・・・・・」



「忍三郎くん!!」



「ばたっ」


「忍三郎くん!!」




城内病院


「貧血だね」

「ええ、輸血してやってください」



「どうしてこんなことになったんだい?」

「いや〜サキュバスの胸見て・・・・・・」



「この子、そういうのに弱いんだね」

「ええ、僕もはじめて知りました」



〜リクの部屋〜



「忍三郎君無事かなぁ〜?」


「平気だと良いんだけど・・・・・・」



洗濯物を片付けながら、独り言をぽつぽつ。


こういう、仲間思いの悪魔は珍しい。



「気晴らしにゲームでもやろうかな・・・・・・」



テレビの電源をつけた。





「レベルは3000か、もうちょい上げないと・・・・・・」



10分後


「ちょ、敵強いから!」


20分後


「レベル上ーげ!!」


5時間後


「魔王ビィィィィム!!」


7時間後(夜中の11時)


「もうそろそろやめるかなぁ」


プチッ






「ん〜? 何か忘れてる気がするけど、まぁいいか!」












超度忘れ


サタニズム



悪魔のき〜ほ〜ん♪
















ども

地獄の三丁目です。


う〜ん?


いくら15禁でもやばいかな?






多分大丈夫、多分・・・・・・


次回「魔王様の正体」


見てください・・・・・・


捨てないで!!

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