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第二話〜入学試験・2〜

寒い。


中々戦闘にならず申し訳ありません。

この次、次には戦闘になるので引き続き生暖かい目で見守っていただけたら幸いです。

 学園内ー演習場ー


「すいませんでしたァァァァァァ!」


「で、言い訳を聞こうか……」 (ニコッ)


  10:35───間に合わなかったァァァァァァッ!

 やべぇ。どうしよう、めっちゃキレてるんですけどT^T 俺は大変ご立腹であろう教官を見上げる。眼つきが鋭いが美人である。二十代だろうか。ストレートな髪型が性格を表してるみたいだなぁ。そういえば麗奈と同じ髪と目だ。姉妹かな?

 そんな事よりも! 何か言い訳を考えねば。何か、何かあれば──


「……」 (ダラダラ)


「ん?どうした。何か相応の理由があるんだろう?」 (ニコッ)


  言えねぇ……「女の子にパフェ食べさせて貰ってました」なんて言えねぇ……いや、寧ろバレたら終わりだ。絶対バレないようにしよう。確実に地雷となってしまった……。


「琥太郎は悪くないわ。私と一緒にパフェを食べていただけよ」


「はい?」


「ッ!?!?」


  何を仰りますかぁぁぉぁぁぉ!? 地雷抱きかかえて突っ込んで行きやがった……オワタ\( ˆoˆ )/

  俺の入試終わった……。


 ──ガツンッ


「へ?」


  あまりの光景に思わず間抜けな声を出してしまう。何故って?だって教官に麗奈が頭をひっぱたかれてんだもん。


「何やっとんのじゃボケェェェェェェェ!!」


「痛い。()()()()ひどい・・・」


「Why?」


  今なん言った? お母さん? え? 教官って麗奈のお母さんなの? ……マジ? どう見ても二十代なんですけど?


「試験中はお母さんと呼ぶなっ! 教官と呼べ、教官と」


「ん、教官」


「初めからそう呼べ馬鹿。それから・・・御笠 琥太郎さんでしたか? うちの馬鹿娘がとんだご迷惑をおかけしました。すいません」 (ペコッ)


「い、いえ。こちらこそ試験に遅れてしまい申し訳ありませんでした……」


「許すわ」 (ドヤっ)


「お前が原因だろうがっ」


「冗談よ」 (ニコっ)


 こんゃろぉ……


「……」


「うちの馬鹿が原因だ、今回は特別に試験を受けさせる。いいな?」


  あ、公私の区別をはっきりさせる人なんだ。


「ありがとうございます。よろしくお願いします」








「これより、学園入学試験を開始する。最初は実技だ、AIの魔物との戦闘を行ってもらう。10分以内討伐したら合格とする。戦闘は6人1組で行うものとする。武器は剣、短剣、弓、槍、盾、籠手より、好きなものを選べ。15分後より開始とする。なおチームは公平にくじ引きで決めてもらう解散!」


  くじ引きでチーム決めんのか……誰だろう?


 結果──御笠(みかさ) 琥太郎(こたろう)

  桧並(ひなみ) 麗奈(れいな)

  槶原(くにはら) (しゅう)

  水上(みなかみ) 雅也(まさや)

  鞠智(きくち) (みお)

  七瀬(ななせ) 皐月(さつき)


  男子3人に女子3人か、バランスがいいな。←意味不明 さて、先人切って自己紹介といきますか。


「じゃあ俺かr「皐月はね! 皐月だよ!」……えぇ……」


  俺のセリフって盗られる運命にあるのか?


「あとね! 動くのが大好きなんだよ! それからね! 音楽を聴くのも好きだよ! 皐月って呼んで!」


「「あ、はい(ん)」」


  元気な子だなぁ、ショートボブにアホ毛が動きに合わせてぴょこぴょこ動いてる。しかも幼女体k……げふんげふん。しかも美少女だ。これまたキャラが濃いことで……俺って存在薄くね?よし、ここでしっかり自己紹介をしておこう」


「あの……声にでていますが?」


「ん? ……はっ!!」


  やらかした〜、最早お約束となってまいりました心の声がダダ漏れ……死にたい。


「はぁ……」


「元気だしなよ!ため息つくと幸せが逃げてっちゃうよ?」


「そうです。そこまで悲観なさらなくても……」


  この人は大人っぽいなぁ〜。美少女というより美人寄りだな。目の下にホクロがある。なんか気品を感じるし、風になびく黒髪が綺麗な人だな。


  その隣にいるのは真面目そうな雰囲気のイケメン。なんとなく爽やかそう。でも何で腰に刀引っさげてんの?


  その隣もまたイケメン。こっちはクールな感じだな。羨まs、なんでもない。さっきからずっと黙ってるな……なんでだ?ん? よく見たら寝てる。肝座ってんなぁ……。


  そんなことを考えてたからだろうか。爽やかイケメンが話を切り出した。


「ほな次はわいの番やね。わいのn「「えぇぇぇぇぇ!?」」……ん!?どうかしたんか?」


「その顔で関西弁!? しかもエセ関西弁!?」


「無いわ〜(ありえないですわ)」


「ひどないか!? 顔は関係ないやろ?なぁ? ……まぁええ、わいは、槶原 宗や。宗でええ。よろしゅうな。」


  強引に流したな……。


「では次は私が。私は鞠智 澪といいますわ。澪とお呼び下さい。皆さんと仲良くできたらと思っております。宜しくお願いします」


  次こそ!


「じゃあ、次いいか?俺は御笠 琥太郎。短い間かもしれないがよろしく」


  よし! 言えた! ……ってまだ寝てんのか。


「あの、そろそろ起きて下さいませんか?」 (ユサユサ)


「ん? ……あ? ……あぁ、すまない」


  マイペースだ、ゴーイングマイウェイだな。


「俺は水上 雅也だ、よろしく。雅也でいい」


  短いが嫌な感じがしない。これがイケメン。

 くっ……!


「桧並 麗奈」


「え?それだけなん?」


「本当に自己紹介だけだね?」


 ……そういやお前もマイペースだったっけな。


 ◇◇◇◇◇


「まぁ、話を進めよう。みんなの担当をきめたいのだが、教えてくれないか?」


「私は弓ですわ」


「わいはこれや」


 そう言って腰の刀を持ち上げる。


「俺は槍だな」


「皐月はねー? 籠手なの!」


「小剣」


「俺も籠手だな」


「一緒だね!」


「そうだな」


「むっ……」


「じゃあ、前衛は俺、皐月、宗、麗奈。中衛に雅也、後衛に澪だな。戦p「皐月はね? お家が道場やってたから、格闘できるよ!」……聞けよ……」


「じゃあ、みんなが何の武道を納めていたか聞いてもいいか?」


「わかりました」


「おうよ」


「わかった」


「ん」


「よし、じゃあ俺から。俺は古流武術の不知火(しらぬい)流を納めてて、基本なんでもOKだ」


「私は東雲(しののめ)流弓術を」


「わいは古流剣術の水影(みなかげ)流を納めてる」


「俺は西洋のフィルマック流槍術を納めてる」


「自家流短剣術」


「全員が武術を納めてるか……」


  うーん、ここは俺が盾になるべきじゃないのか?

 俺=盾役

 皐月、宗、雅也=攻撃者

 澪=後方支援

 麗奈、澪=揺動

  こんなの感じでどうだろうか?うん、即席にしてはいいんじゃないか?


「一つ案があるんだが、いいか?」


「是非お願いしたいですわ」


「おぉ、なんか思いついたんか?」


「話して話して!」


「頼む」


「ん」


 琥太郎「わかった。まず、麗奈と澪が揺動を仕掛けて魔物から注意を引く。そこへ宗、皐月、雅也が攻撃。魔物が宗達に攻撃したら俺がガードする。そしたらまた最初から。それと、澪には攻撃時の後方支援を頼みたいのだが、いいか?」


「それについては、問題ないです。ですが、どうやって攻撃を琥太郎が防ぐのですか?」


「わいも気になるなぁ」


 琥太郎「俺の不知火流は主に素手での戦闘を想定している。勿論そこには素手での防御、受け流しの技術も含まれる。それでなんとかするさ」


「ならば、大丈夫そうですね。ですが、無理はしないで下さいよ?」


「わかってる」


「それならいいのです」 (ニコっ)


「ッ!///」


  ぐ、可愛い……女子との接点があまりない男子にはちょいと毒だな……。


 麗奈「……」むっ


「戦法はいい。だけん間合いがつかめんさかい注意せなあかんとちゃう?」


「そうだな。互いの間合いが掴めれば連携がよりスムーズになる」


「はいはいはいはい、はーい!」バッ


「お、どうした?」


「今からみんなで練習するのがいいと思うの!」


「そうですわね。あと10分ほどありますし」


「ま、いっちょやりますかね。麗奈、始めるぞ」


「ん」


  こうして俺たちは準備を終えた。さぁ、試験開始だッ!




お読みいただきありがとうございます。

次回、遂に戦闘シーン来ますよ!お楽しみに!(過度の期待は無しで、初めて書くので)期待とプレッシャーで心臓が潰れちゃう!!

ではまた、次の後書きでお会いしましょう!


次回もお読み頂けると幸いです

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