ステータスの話 2
あーらーすーじー
とっても恥ずか可愛い莉奈を見れて満足です!
でも怜央てめぇはゆるさん!
「話しをしていいかね?」
あっすいません王様
「はい、大丈夫です!」
あー恥ずかしかった、、、
莉奈は俺の隣にいてまだちょっと赤くなっていた、、可愛い、、マジ可愛い。。
おっと、まただ、話し聞かなきゃな、
「どのような適正であったか教えていだけるか、まずは、うむ其方からだ」
そう言って俺を指さした、
「はい、こちらです」
はぁ、緊張した、、騎士達の槍がこわいんだよ、、さて、どうかな??
「うむ、呪術師か、ほう!呪いと水もあるか!素晴らしいぞ!!」
うわ、こっわ!隣の騎士達がこいつお礼言わねーのかよって顔してる!!
「は、はい!ありがとう御座います!」
あー、怖かった、、
「次は其方だ」
王様は莉奈を指した
「ど、どうぞ!」
緊張してる莉奈可愛いすぎるっ!
「なっ!!勇者だとっ!!素晴らしいっ!素晴らしすぎる!!」
そうだろうそうだろう!莉奈は素晴らしいんだー!!!
「其方我が息子と婚約せぬか?其方は美しいしな」
え?おい!嘘だろ!いや、大丈夫だ、莉奈は、、
「すいません、彼、、一夜のことが好きなので、お断りします!」
あぁ、、良かった、本当に良かった。
「うむ、、そうか、ならしょうが無いな、無理強いはせんよ、すまんな不快にさせて」
「い、いえ、大丈夫です!」
この王様諦めなさそうだな、注意しとくか。
隣に莉奈が戻ってきて、手が少し震えているのに気づいて、無言で莉奈の手を握った。
そして怜央の番がきた。怜央のステータスは知らないし見てなかったからかなり楽しみだったけど、莉奈が落ち着くようにするのに精一杯で、それどころじゃ無かった。
だから、ずっとずっと話しが終わるまで手をギュッとつないでいた。
やっと莉奈の震えが止まって落ち着いた頃には、玉城のステータスを王様に見せるのも終わっていた。
ちなみに
怜央 騎士
早苗 神官
だった。結構俺達はバランス良いんじゃないかなって思う、
アタッカー 莉奈
タンク 怜央
回復 早苗
支援 俺
みたいな、かなりいいな、これ。
お、また王様の話だ、
「うむ、其方らの強さは分かった!精神的に疲れているだろうから、今日はもう休んでくれ!何か要望があるなら明日聞かせてくれ、詳しい話しは明日させてもらうのでな。
では、また明日だ。おまえ達案内しなさい」
すると扉からメイド達が出てきて、
「どうぞ、案内いたします」
と、スタスタと歩いて行った、急いで俺達も追いかけていくと、
「こちらが、勇者様方の部屋となります」
メイド達はスッと扉を開いてくれて、中に入ってみると
「……」「すげえな」「すげー」「スゴいわね」
って俺達スゴいしか言ってねぇわ、でもそうなるぐらいにスゴい部屋だった、何て言えばいいんだろう、、、あ!あれだ、テレビで見た一泊30万ぐらいする部屋と同じくらいすごいんだよ、この部屋!
感動しているとメイドさんのリーダーっぽい人が
「あともう一つ部屋がありますのでお好きなようにお使い下さい。私共は外で待機しておりますので、何か不都合があれば私、ソフィアにお申し付けください」
と言って出て行ってしまった。
え?部屋どーすんの?この部屋よく見たらベッド二つなんですけど。。
どう別れるか。なんて思っていると
早苗が
「一夜と莉奈は同じ部屋で良いよね!!怜央行くわよ!」
と言って出て行ってしまった。
しばらくぽけーっと呆けていたら、急にドンッとお腹に衝撃が走ってふかふかの絨毯に尻餅をついてしまった。
「莉奈か?なにすんだっ、って、ど、どうした!莉奈!?」
莉奈は無き震えながら俺を見上げてきて、
「ひっ、くずっ、い、一夜ぁぁ、」
思わず狼狽えてしまって
「ど、どうしたんだよ莉奈っ」
「怖いのっ、話し聞いてっ、るときは大丈夫だったのっ、にぃ、、うっ、うわぁぁ、ひっ、ぐずっ一夜ぁ、怖いよぉ、戦いっ、たく無いよぉ、死にたく無いよぉ、、お母さんっ、お父さんっ、、会いたいっ、なんでっ、ぐすっ、ひっ、こう、なっちゃったのぉっ、ひぐっ、、ぐず、、」
「莉奈、、莉奈、、莉奈、、大丈夫、大丈夫、ほらずっとずっと一緒だから、、ね、」
言葉のとおりにするように俺はギュッと強く強く安心するように莉奈のことを抱きしめた
「一夜、一夜っ、一夜ぁぁぁあ!」
「大丈夫、大丈夫だよ莉奈、大丈夫」
莉奈の髪を梳くように撫でながらずっと長いあいだ莉奈のことを抱きしめていた。
その間、俺達がこんなことになってしまったことを呪いながら。
ずっとずっと莉奈を抱きしめていた。