全ての始まり
九カ月間前のことだ
僕こと、西条 一夜は彼女である真白 莉奈と、幼なじみの日向 怜央、玉城 早苗の4人で帰っていた。
小中高と、ずっと一緒の腐れ縁で、家族のようにいつも一緒でいつも通りの帰り道だった、はずなのに、いきなり幾何学模様が足下に作られ恐ろしい光量で光った、あまりの眩しさに目を瞑って、やっと光が収まったと思って目を開けると、目の前にアニメでしか見たことのないフルプレートアーマーを着た男達と、その真ん中にいる豪華ないやゴテゴテした服をきたおっさんがいた、あまりの驚きで言葉が出ないってこのことなんだなって、頭の片隅で思った、てかこれって、あれじゃね?
異世界転移ってやつもしくは勇者召喚的な?え?マジで?と思っていると、
「うむ、成功したようだな」
とゴテゴテしたおっさんが言った、
すげー、あの人の口完全に日本語じゃねーのに言葉分かるわー、と感動していると、隣にいた莉奈が、
「あの、何なんですかこれ、ドッキリですか?新手の?」
するとゴテっとしたおっさんが
「お主たちは我々が召喚した勇者である。魔王を倒してもらうためにな。
我の名はルミナス・レド・フレドリックである。この国レイドリクス王国の王だ。」
うっわ、やっぱり来たよ定番の魔王
マジで?無理っすよー?てかこいつ王様か、どーりでゴテゴテしてるわ。
あれ?幼なじみ達が静かだなーと思って見てみると、立ったまま失神このしてやがるこいつらっ、、マジかよどーりで静かだと思ったよ、てか立ったままとかすげーなオイ。
「--------であるからにしていまこの国は今まで史上、類を見ない危機となっておる、そのため--------」
いやー、話し聞いてなかったわーー、どーしよ、、その前にこいつらどうやって起こそう、、、
とりあえず放置、王様の話しを聞かなくては
「--------奴らに対抗するためには力が必要のため---」
オイまておっさん!?
魔王一人じゃないんですかぁあ!?
え?嘘っしょ聞いてないよ?
さ、さて何人か聞こう、うん!きっと両手で数えられる程だよね!うん!
「----奴らは身体能力が人族よりも高く、また魔獣を使役するため恐ろしく強いそれもしっかりした騎士三人と互角な程に、特に相手の幹部となると騎士十数人程は必要だろうな、それも一糸乱れぬチームワークで、だ。
ちなみに総数は、魔族4万魔獣12万と言われておる」
つっよ、え、強いやん、たかが高校生にゃ無理だろ!合計16万の敵って嘘だろ!?しかも一人あたり三人ってことは、、少なくとも13万人の騎士レベルの強さを持つ人が必要とか、、居るのか?この国とかにそんなに強い人が、、いや、居るんだったら俺たちは必要ないし、、てか俺達は強いのか?どうなんだろう、、
「-------だからこそ次元を超えると得られる超常的な力を持つ勇者達が必要なのだ」
あっ。そうなの、一応戦えるのかな?
「幹部にはまだ及ばないと思われるが、並みの魔族であれば余裕で勝てるぐらいだろう、位が1でもそれ程に強くなると言われているしな」
ふむ、魔族には今でも勝てると、、それより位?レベルみたいなものだろうか?てかそんなんあるんだったらステータスとかあるのか??
「まずどれ程強いのか、適正は何なのか調べるためにこれを」
すると隣にいる騎士がスマホぐらいの大きさの透明な板と針をを渡してきた
きたぁぁぁ!!ステイタス!カモン!
「それに血を垂らしてくれ、」
すると隣の莉奈が、
「一夜ぁ、ちょっと怖い、、」
あー、そういや針とか莉奈苦手だもんな
「目ぇつぶってろ莉奈」
「う、うん」
えっ、ちょっと莉奈さん?なんで唇こっちに向けてんの?え?
「ちょ、莉奈!そうじゃないって血だよ血!」
「えっ?」
莉奈まだ分かってない、、
「怖いんだろ?だから目をつぶったら俺が血を垂らそうとしたんだけど」
すると莉奈は顔を真っ赤にして
「紛らわしいのよっ、一夜のばかばかっ!ほら早くやってよぉ、針怖いんだから!」
あー、マジ莉奈可愛すぎる、よし!やるか。
莉奈の指先に針をチクッと刺す。
「んっっ、」
こうゆう声マジでエロい、止めてくれホント、すぐに自分もやって血を垂らした。
「莉奈、ちょっとこれ持っててあいつらの起こしてくる、失神してるみたいでさ」
莉奈はむすっとしながら持ってくれた。
「いいわよ!」
あぁ、怒ってるなぁと、思いながらすぐに幼なじみを起こしにかかった、
「おーきーろー!!」
「うっせぇなぁ!!誰だおい!ああなんだ、一夜か、ビビらせんなよってうおわぁぁぁぁあ!?」
「うるさいっ!って、ああ一夜ねって、きゃあぁぁぁ!!?」
こいつら騎士見て失神しやがった、、勘弁してくれ、、ほんと