表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
6/6

6.素敵なブローチ

 (((た、た、卵が、卵ガーッ!)))

 ((アンドリューッッ!))

 (たまご、たま、た、)


ーーー ーーー ーーー

ーーー ーーー

ーーー


 不思議だったわ。

 私、アンドリューの声が聞こえなくなった後で、“ブブブブーブブブーブブッ、ブッ”という音が頭の中に鳴り響いたの。

 これは何かしら?

 私とアンドリューの悲しみのレクイエムだったのかしら。

 ああっ、可哀そうな赤ちゃんの安息を願うメロディーなのね。

 高貴な私達にふさわしい音。

 でも、もう涙が枯れ果ててしまったわ。


 でもアンドリューはどこへいったのかしら?

 私の心が悲しみでおかしくなっている間にアンドリューが悪魔に?まさか!

 そんなことになったら、あああああっ!


 「カメ子さん、カメ子さん!こちらに来てください。僕たちの赤ちゃんが生きていましたよ」


 ああ、私のアンドリュー!そして私達の赤ちゃんが?


 私はすぐにそばに行ったわ――ブウォーン、ブウォン、ブブッ。

 綺麗な羽音。命の輝き。


 「アンドリュー!それは本当なの?私達の赤ちゃんが?」

 「カメ子さん、ぼうやはここにいるよ。こっそり隠れていたんだね、なんて賢いんだろう!」

 「ああああっ、なんて、なんて素晴らしいことでしょう!」


 他の子どもたちは野獣にやられてしまったけれど、私達のお城で息を潜めて耐えていたなんて!


 アンドリューが言ったわ。

 「カメ子さん、早速名前を付けましょう」


 私はこう言ったの。だってそうして欲しかったのですもの。

 「私はアンドリューに名付けてもらいたいの」


 「カメ子さん、なんて優しいんだ」


 アンドリューは恥ずかしそうに頬を染めているの。なぜかしら?

 私はそっと名前を呼んだの。

 アンドリュー?


 「カメ子さん、僕の考えを聞いてくれるかい?実は、前に悪魔の娘が言ってたんだけど」

 「えっ、娘のほうが?」

 「そうなんだ。あの娘が『カメオ・ノ・ブローチって優雅だよね』って。カメ子さんの名前に似て高貴だし、素敵だと思いませんか?」


――(カメオ・ノ・ブローチ!確かに、確かに優雅で高貴な響きだわ)


 「カメ子さん、カメ子さんが前に悪魔から聞いたオ・モーア卿という名前があったね。それも素敵だけど、僕はカメ子さんの名前に似た名前を付けたいんだよ。どう思いますか?」


 「アンドリューッ!とても素敵よ。でも少し、長すぎるのではないかしら?」

 「あ……」


 「アンドリュー?」


 ああっ、私はアンドリューの心を傷つけてしまったの?

 長くたっていいんだわ、心を込めて呼べばそれでいいんだわ。


 「アンドリューごめんなさい。その名前にしましょうよ。ゆっくり優しく呼びかければいいの、そうしましょう」

 「カメ子さん、ごめんよ。確かに少し長いかもしれないね。じゃあこういうのはどうかな?」

 「まあ、どんな名前なの?」

 「それはね、悪魔の娘の好みと同じなのもどうかと思うし、思い切ってひっくり返したらどうだろう。『オ・カメ』という名前も素敵だと思いませんか?」


 「オ・カメ!なんて素敵なの!アンドリューッ、とても優雅だわ。素敵よ」

 私はつい大声を出してしまったの。

 そして言ったわ。

 

 「さあアンドリュー、赤ちゃんに名前を呼び掛けて」


 するとアンドリューの優しい声が聞こえたの。


 「オ・カメ、僕たちの赤ちゃんこんにちは。お父さんとお母さんだよ」と。


 そうしたら、小さな小さな赤ちゃんがにっこりと微笑んだの。

 命の輝き。

 ――キラキラキラキラ


     ◇◇◇◇◇


 あまりの暑さにベランダに数分出ることさえ控えたい今日この頃。

 洗濯物にカメ子が付くのは避けたいですが、強い日光を思いっきり当てて乾かしたいタオルなどもあるのです。

 あやつらキモスのせいで秋が過ぎるころまで戦いが続きそう。

 毎日の乾燥機使いもそれはそれで辛い。


 ここ最近の夏、植物たちも苦しそうです。

 7~8年前まではこれほど弱ることはありませんでした。

 多少萎れることもありましたが、秋が近づくと元気になって立派な葉を出していたものです。

 最近は株自体が痛めつけられて弱ってしまうのか、秋の葉の出方が以前とは全く違います。

 栽培している方もそのように感じていらっしゃいませんか?

 とんでもないこの暑さ、この先心配でたまりません。

 

 ――――――――――――――――――

 

 【今日のおすすめ情報】

 今回もカメ子対策の新しい情報がないので、ちょっとした健康情報を。

 『お茶うがい』について。


 某大学が毎年続けている調査で、インフルエンザ予防の『お茶うがい』というものがあります。

 お茶うがいは前から知っていましたが、面倒だし、お茶がもったいないと思って興味も関心もなかったのですが、調査協力でそれをやる機会がありまして、仕方なしに結構真面目に取り組みました。


 結果、毎日真面目に続けてみたところ、予防接種もしていなかったのにインフルエンザにはかかりませんでした。

 また、風邪もひきませんでしたので、効果があったのではないかと思っています。

 →(弱いので結構風邪をひく人間です)


 商品名を出すのはちょっとアレですが、お~いお茶とかトップバリューの粉茶とか、なんでもいいですが、朝・昼・夜寝る前に、お水に粉末の緑茶を溶かしてうがいをします。


 喉の奥まで流し込んでガラガラガラガラとうがいしてみてください。

 何しろお茶ですから、爽やかで気持ちのいいものですよ。

 洗面所が汚れるのが難点ですが、とてもスッキリするのでオススメです。


 それではまたお会いしましょう!


 

 

 













こんにちは!お読みくださりありがとうございます。

もしよろしければ、カメ子撃退や対策の情報ですとか、ご感想やいいねなどをいただけたら嬉しいです。

『空飛ぶカァちゃん』や『クライシス・モメント』の他に、新たに『Black Notes』というものも始めましたのでお読みいただければ嬉しいです。こちらは週に1~2回更新予定です。

いつもカメ子のキモスにお付き合いいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ