表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生レクイエム  作者: 山下贋作
あとがき、という名の思想書(テーマや小説の解説について)
51/60

あとがき、という名の思想の垂れ流し。小説内のテーマの考え方について

あとがきを書こうと思ったら完結済みでは更新できないことに気が付きました。

連載に変更していますが、ストーリーとしては終わっています。

他改めて見直して、気になった表現が一部あったので細かいところ修正しました。

2026/03/29 追記。

あまりにもあとがきが長すぎるので、章の名前を「あとがきとおまけ」から「あとがき、という名の思想書(テーマや小説の解説について)」に変えました。

あとがきは本編に直接は関係ないので、読みたい方は読んでいただければと思います。ただ、読んでいただけた方がより楽しめるのではないかとも思います。(内容は一章分に相当します。白井綾香の魔王討伐という最終局面からの始まりに、グレイブといううそつきの存在等要素で複雑なのでその解説)

よろしくお願いいたします。

 皆さん、改めまして最後までお読みいただいてありがとうございます。

 筆者の思い出作りの一環で恐縮ですが、一丁前にあとがきを長々と書いてみたいと思い、投稿しました。

 興味のある方はしばらくお付き合いいただいて、まず、今回のこの作品を書いてみたきっかけですが、前作「ラーザイル戦記――鮮血公女のマキャベリズム」(まだ途中ですが)を書いていた時に、やはりなろう小説に投稿する以上は異世界転生物を一度は書いてみた方がいいのでは?と思って、書いてみました。

 途中で書きかけのものをおいて、とも思いましたが、如何せん予定ではこちらの内容はかなり続く予定で、書いているうちにこの熱量が冷めてしまうなと思って、思いついたプロットを準備して書いてみたというところです。

 今回扱おうとした異世界転生物ですが、一口に異世界転生といっても色々あります。

 経緯はともかく現実世界から異世界に転生する際、チート能力と呼ばれる規格外の力を授かる、あるいは現実世界での知識や能力を活かして、ヒロインと出会い、敵と戦って成り上がったり、異世界でまったり日常生活したり等々。

 もう少し異なる設定や展開はあると思いますが、大体がそんなところかと思います。

 そんな中、私はどうやったら『異世界転生』を終わらせることができるだろうか。という視点で書いてみました。

 そんなもの、そもそも誰にも求められていないとは思いましたが、上記の視点はすでに皆さんが書かれていて、私に入り込む余地や力がない、長編を書ける気力と体力がない等諸々の観点から断念して、半ば筆者の逆恨みも込めてこのスタンスで書いてみようと思い立った次第です。

 もう少し砕けた言い方をすれば、もう小説で一発当たらないだろうと絶望、八つ当たり気味に書いたわけです。はい。

 まあ、自分の世界で『異世界転生』を終わらせてやろうかなと。根暗な私が息巻いていた訳です。

 ただそんな私ですが、もちろん、転生もののアニメもいくつか見ていたり、なろう小説も読んでいます(といっても超有名作品だけでおこがましい話ですが)。結構、好きです。最初から最強の力を持って魔王ムーブする作品も好きですし、モンスターになってスキルアップして成長するのも好きですし、子供に転生して魔法の才能を開花させドラマを繰り広げていく話も好きですし、異世界で飯テロする話も好きです。

 ただ、遠い世界ですね。書ける気が全くしません。見ていていいな、すごいなと思って終わりです。

 ……。

 とはいえ、今回の作品に手を抜いたつもりはもちろんなく、本気で書きました。(で、だからどうだ、と言われれば、なんとも言えないですが……)本気で『異世界転生』を終わらせに行きました。そして、確かに終わりました。それがよかったのかどうかはわかりませんが、一応いい話風にしました。いや、これ、皆さんどう思ったんですかね……。

 しかしながら、一方で結果、他にはないオリジナルな展開で書くことができたのではないかなと思います。人によっては、うわ……、もしくは、は……?で終わってしまうかもしれませんが、好きな方は好きなんじゃないかな、と思います。(緊迫感あるバトルが好きな方、ダークファンタジーが好きな方、アンチヒーローが好きな方とかですかね?)

 いかがだったでしょうか?この作品があなたにとって、刺さるような作品であれば幸いです。(そして高評価くれればもっと嬉しいです。対外的にはあまり大きな影響はなくとも私の気持ちに大きな意味が生じます。また、改めて高評価くれた方、ありがとうございます。励みになっています)

 それで、前置きがとても長くなってしまったのですが、今回のテーマについて話をしようと思います。

 『異世界転生』を終わらせるとは言いましたが、今回、それに自分の書きたかった内容をいくつも詰め込んでみました。

 そこで『異世界転生』に続いて力を入れたテーマが『魔王』、『勇者』、『仲間と絆』それと『最終決戦』、です。

 多いですね。エッセンスとしてはありきたりで普通ですが、力を入れたテーマとここで挙げるにしては多いと思います。絞りきれませんでした。おかげで、かなり詰め込んだ内容になりました。これ以上は入りませんね。ボーイミーツガールとか入れたら話が空中分解していたと思います。不思議な少女に突然出会って恋に落ちたら、世界を滅ぼそうとする魔王なんてどうでもよくなりそうです。魔王そっちのけでラブアンドピース(?)、それはそれで尖っていていいかもしれませんが。

 ではまず、『魔王』と『勇者』ですが、RPGの定番ですね。好きです。王道かつ子供のころからの憧れの設定です。悪く言えば陳腐です。しかし、多分どこかの教科書も書いていると思いますが、やはり王道たりうる設定のキャラ配置と思っています。この『魔王』と『勇者』の名前を使わずとも、その構造はバトル物で外すわけにはいかないものだと思います。

 さて、先ほどからあえて『魔王』から書いている理由ですが、私の妙なこだわりが理由です。物語の始まりは、確かに基本『勇者』視点からです。しかし、物語で語られていない始まりは基本『魔王』の行動ありきになります。『魔王』が暴れたから、『勇者』が現れ、最後に『魔王』を打ち倒す。そういう意味で言えば、『魔王』こそが真の物語の起点である、と言えるでしょう、ということで『魔王』としました。

 どうでもいいですね。ここまで言っておいてなんですが、本当の理由は単に私が『魔王』のポジションが好きだからです。

 どのあたりが好きか。それはもう強いところです。それに尽きます。物語のほとんどの登場人物に全否定されても、ものともしない存在感、そして実力。ああ、もう格好いいですね。憧れです。

 もっと言うと、思想のあるラスボスは最高だと思います。確固たる価値観をもって、我が道を行く強さ。目的のために手段を選ばず、読者の想像を超えてくる魅力。語られる言葉の力強さがまたいいです。

 そんなアンチヒーロー派の私なので、作品も自ずとそういう方向性に行きつきます。『魔王』をただ『倒すべき悪』という戦って負けるだけの存在ではなく、歪んでいても強い思想をもって戦いそして、激戦の末『勇者』に負ける。その理想をもって今回は『魔王』役としてグレイブ(黒淵深志)にして、存分に語ってもらいました。

 そして語りすぎました。私の拗れた思想のせいで灰汁が強すぎる作品になってしまいましたが、もう後の祭りです。でも私としてはもう満足です。

 そして『魔王』の対になる存在は当然『勇者』です。好きです。それでもって難しいです。

 『魔王』にもこだわりがあった私ですが、もちろん『勇者』にもこだわりがあります。ただ、言語化が難しいです。

 『勇者』とは何か、を考えた時に最初にまず浮かんでくるのは、文字通りの意味として、勇気ある人、です。

 じゃあ、勇気ある人とは、どんな人かと考えた時に、私は一言で表すのは難しいなと思うわけです。ただ、やはり私が思う勇気ある人というのは、嫌なこと、恐ろしいことを前に、通常なら物怖じして、感情のままに避け、逃げてしまうところを、己の意志をもって半歩前を行って、立ち向かう人だと思っています。

 そういうと長いので、あえて一言でいおうとすれば、胆力のある人、というのが私の思う勇者だったりします。

 多分それはそれで、微妙に本質と異なる意味に変わってしまう気もしますが、そういう捉え方を私はしています。

 そのように考えた時、勇気ある行動というのは、どういう人がとるのだろうと思うわけです。すると、成熟した精神から発せられた行動であることが多そうだ、と思って私はどうでもいいところで困ってしまいました。

 物語の主人公とは、得てして最初は未熟です。長編であればなおのことです。成長とともに物語は長くなり、そして面白くなっていきます。俗にいう成長物です。

 その未熟さの多くは、私見ですが蛮勇であっても勇気ではない、という印象です。一応ネットで調べた定義を私なりに書くと、困難に対し、すべてを理解した上で、恐怖をものともせずなお己の意志をもって行動するのが勇気。目の前の困難な事象に対し、時に衝動的に、時に無鉄砲に行動するのが蛮勇です。

 物語においてどちらがいい悪いはありません。むしろ蛮勇である方が、感情を乗せやすく映えることが多いです。がむしゃらの方が勢い良くて格好いいわけです。負けていても、勢いで覚醒してこれがまた格好いいわけです。

 逆に私の思う勇気は正直、バトル物ではあまり映えないような気がします。そもそも主人公が最初から強いと、勇気も何もないです。かといって、勇気を示しやすい展開として、敵と同じくらいの実力、あるいは劣っている場合、戦いのたびに、恐怖との葛藤があれば、どうその恐怖を克服するかというところに話の焦点がぶれてしまい、肝心の戦闘がおろそかになりそうです。テンポ悪すぎて戦えません。話が長くなれば、悲しいくらいに過去回想も増えていくでしょう。

 とまあ、どうでもいい悩みを言えばキリがないのですが、上記のように物語に出る主人公の『勇者』はまだ真の『勇者』ではないことが多いのかなと思います。そして、私もこの勇気ある人として強調したキャラクターを作ることは難しそうだなと思いました。

 それで悩んだ末、無難に『勇者』というRPG的な役割をもって、動くのがいいのかなという考えに落ち着いたわけです。人間的な優しさと正義の心をもって『魔王』に挑むキャラクター。テンプレです。つまり、私の思想を植えた『魔王』に比べるとやや味うすになってしまいました。

 これが長編であれば、主人公に何らかの暗い影と、それに結び付く正義への心という要素をかけあわせてバックボーンのあるキャラを描いていくのですが、今回そこまでの入れる余白を作ることが難しく、結果、テンプレに準拠した分かりやすい性格にしました。

 一応、設定上、物語終盤ということもあって、勇者となるに至った過去と勇気の持ちようは意識して書いたつもりです。ただ、もう少し見せ方がうまくできたかもしれません。『勇者』は私には難しかったです。

 『魔王』と『勇者』について思った以上に長い話となりました。それだけ思い入れあるテーマということです。

 残るテーマは二つ。『仲間と絆』そして『最終決戦』です。

 『仲間と絆』。これは私にはない物です。なので憧れの感情をもって書きました。

 ……嘘です。人よりは少ないですが、多分、少しはあります。多分。

 仲間はまあやっぱり必要ですよね。一対一だと世界との戦いというより個人間の決着な感がしてしまいます。二対一でもちょっとスケールが小さいです。ここはRPGらしく、仲間と一緒に戦うところで盛り上げたいなと思いました。

 ただ、この仲間、最後の戦いになると主人公と敵役の強さのインフレが上がりすぎて、肝心の戦いには正面切って戦うことができず、サポートで終わってしまうことがままある印象です。もちろん、そうでない作品もいくつもありますが、個人的には、やはり仲間も最後に戦ってほしい、仲間の攻撃がバトル展開に左右するように作りたくて、そういう意識で書いてみました。

 結局最後はグレイブとアレスの一騎打ちですが、仲間たちの存在なくしてその一騎打ちの状況にはなりえなかった、そう言い切れるような展開にしたつもりです。

 仲間たちの互いの信頼感、リスペクトが感じられる会話と関係性、短い中に詰め込んでみました。しかし、一方、この話が長くなれば、私はたぶんもっとぼろが出ていたのではないかと思います。四人一組で常に行動というと、下手をすれば誰かが空気、あるいは没個性になりがちで難しいところだなと思いました。

 その仲間の人数ですが、もともと六人を想定していました。ただ、六人だとテンポ悪く書ききれないなと書き始めてすぐに発覚。即座に四人にしたという経緯があります。

 しかし四人でも苦戦しました。キャラクターの魅力をうまく引き出しきれたかどうか。最初の方はキャラが薄いのでは?と言われると否定できません。キャラの過去や思想、描写より、展開の異常性を優先させた結果です。ここが中編の難しいところですね。自分の苦手はさておいて、そのように逃げます。

それで残るテーマは『最終決戦』です。

 まず、白井綾香という魔王との戦いという状況から物語は始まり、グレイブの裏切り、世界の真理を知って、最後またグレイブとの最終決戦という、最後の戦いをひとまとめにしたような展開で作りました。

 この構成にした理由の第一は、とりあえず短く本一冊分で終わるような分量にしたかったからです。そこには分量を書く気力というのもありますが、もう一つの理由として、クライマックスから書くことで、最後の戦いをよりコンパクトに見せるのではないかとも考えたからというのもありました。

 二つ目の理由ですが、基本物語は主人公が何らかの始まりの町から冒険を進め、出会いを経て、最後黒幕であるボスと最終決戦をするのが王道です。ただ、そうすると冒険で会った人々との接点から、登場人物が多くなりがちだなと思いました。

 例えば、今回グレイブの裏切りによって闇に侵食されたシーンがありますが、もしこれまでの冒険のシーンを踏まえた話を書こうとすると、いろんな人々の絶望であったり、戦いであったりを、より登場人物ベースに具体的に描写しないといけない、というよりしたくなります。そうすると最終決戦までの話が長くなってしまい、テンポが悪くなるなと思いました。書かなかったら書かなかったで、勇者はこれまで出会った人々を無視して戦いを進めている感じも出てしまい、そこもちょっとやりにくいなと思っていました。

 その点、今回の話は、それらを意識せず、見せることができたのではないかと思います。

 長編向けではないですが、結果一つのテーマとしてよい形になったと思います。

 最終決戦としての戦いの要素としてですが、常に相対するもので競わせるように書いてみようと思いました。光と闇の戦い、憎悪と希望。肉体と言葉、精神を絡めて書いたつもりです。

 これも王道でテンプレです。ただ、もう『魔王』と『勇者』の戦いなので、そういうぶつかり合いは避けて通れないですね。ここで仮に設定はさておいて、光と光の戦いだったり、闇と闇の戦い、あるいはただの純粋な力と力のぶつかり合いだと色合い的に単調になってしまいます。まあ、長編バトル漫画のように、最初からキャラクターに備わる技の特性を付けていくのも短くまとめるには情報過多で冗長なので、なら無難にその方向性での戦いになるのかなと。

 そして実際の戦いですが、とにかくクライマックスに相応しい派手な戦いを意識しました。もっと言えば、神話に出てくるような神々の戦いレベルを当初考えていましたが、それはあまりにも規模感があっていないなということで、やめました。しかし、書いてみて思いましたがやはり難しかったです。

 小説でバトルシーンというのは個人的な感想ですが、下手に書くと大味になってしまいやすい気がします。どんなに描写を尽くしてもそれは細かすぎて伝わりにくく、かといって、ただ感情に任せて、叫びながら剣を振るって勝ったとしても、どこかご都合展開に見えてしまう恐れがあります。

 技名もまた難しいですし、厨二心を維持するのも個人的の性格の問題としてつらいところもあります。とにかく難易度が高い印象で、昔、異能力バトル物を自分で書いた時にそのように思いました。

 ただ、今回中編、かつCopilotならそのあたりを解消できるのでは?と思って書いてみようと思ったところです。結果、バトルシーンは一応納得のいくものに仕上がったと思っています。(ただ、もっといい緊張感、意外な展開も人によってはうまく書くんだろうな、とも思いました。大技も多く、大味な要素も確かに残ってしまいました。いやもう本当に難しい)

 しかし、最後の展開は中編ならではのきれいな終わりになったのではないでしょうか?

 ……そう思いたいですね。

 これまでテーマについて語ってみましたが、他に何かあったかと言われればいくつかあります。

 一つはファンタジー的な描写です。個人的な話になりますが、どうにも最近、アニメの見すぎで異世界が隣の世界レベルに身近になってきていて、新たな世界に行った時の感動を見失いがちになっています。

 かつて、自分が子供の頃はRPGで新たな世界や場所に行くたびに感動が広がっていました。今はないです。ひたすら引きこもって、アニメやショート動画やらなんやらで海外を見てふーんで終わりです。外に出たいともあまり思いません。実につまらない人間になってしまった(あるいはもとからか)ことに絶望しながら、せめてここで書くにあたってはそうならないように意識しました。誤魔化せたかどうか……。それは読者である皆様が判断されると思います。

 ただ、これも強調して書くには展開が急だったため、その世界での神秘を知る描写は控えめになっています。(あまり自分が得意でないのもありますが)この良し悪しはどうなのか、これも難しいですね。

 もう一つは、先の『最終決戦』の話と被りますが、バトル描写です。できるだけ、細部にしかし、派手になるようにしました。

 読者の想像に委ねる、というやり方もあるかと思いますが、うまく委ねられるような器用な書き方ができませんでした。さっきから言っていますが、難しいです。改めて思いましたが、やはり長編バトル物は書けないなと再認識しました。

 が、それはそうと、展開や描写ともに悩みぬいて書きました。特に最後の戦いは長く感じられた方もいたかと思います。個人的に、勇者たちが勝つ理由を作るために、仲間たちの出番をきっちり作り上げるために書いていたらあれだけの分量になってしまいました。

 魔王は当然ですが強いです。簡単に倒せません。

 どうやって、相手を削り、勝利に導かれるか。それを考えて書いたら、ああなりました。甘めに見ると、自分なりに頑張れた展開。厳しく見ると、ダメージを受けるたびに裏でタリクに回復してもらうアレスたち、大技を受けるたびに立ち上がるグレイブはちょっとくどく、ワンパターン。そういう見方をしています。何度目かわからないですが、本当に難しいです。

 しかし、派手な技をぶつけ合えば個人的にはこうなってしまうのも仕方ないかなと思います。

 派手さを求めるということは威力が高いということです。威力が高くなればなるほど、ダメージも当然大きくなります。しかし、戦いにおいて、基本ダメージが大きくなれば、身体的な欠損は当たり前です。体に穴が開き、大量の血を失い、重傷で立てなくなるでしょう。

 まあ、そこでファンタジー的魔法(ここでは神術)の回復であったり、不死の力を使っての修復を行うわけです。これなら、何度でも高威力の技をぶつけ合うことができます。死にそうになってもすぐ復活できる理由ができるわけです。

 しかし、そんな言い訳をしながらです。それはそれで、戦いの決着はどうしたらつくのか、というところで問題ができます。そこでグレイブに唱えてもらった、滅亡のイグニス・インテリトゥスです。ここが一つの分岐点として、もう再生は使えないですよ、という区切りとしました。(もちろん格好よさもかなり意識しました。自分で言うのもなんですが、これは結構よかったと思います)

 個人的にこの魔法は好きです。最高威力は浪漫ですからね。もうむしゃくしゃした時に、うっかり唱えたくなりそうなくらい語呂も好きです。もちろん何も起こりません。強いて言うなら、虚しい感情だけが湧き上がっていきます。

 少し横道にそれましたが、バトル物もやはり難しいですね。三人称視点だと、全体(技の規模や戦場の状態、味方陣営と敵側の状況)を書きやすい代わりに、主人公目線での臨場感が少し弱くなります。自分で書いているときはそれほど気づかなかったですが、小説ではこの臨場感がまた大切なのだと、一部感想をいただいて気づきました(刃の距離の近さ、息遣い、緊張具合、確かにこの魅力は思い返せば捨てがたいものです。ただ、全体を書きにくいのも事実。仲間も多いのでなおのこと難しい。いやはや……)。いやあ、ありがたい感想でした。ありがとうございます。

 ここまで書いて思いましたが、結構あとがきも書いていますね。ただ内容としては、痛々しい頑張った感の記録と、うまくいかなかったことへの言い訳です。数少ない読者おいてけぼりの、思想垂れ流しのつまらない黒歴史が刻まれていきますが、細かい章ごとの話をベースに、思いの丈をまだ書いていく予定です。

 ただ、今時点もう十分量も書いたので51話目としてはこれで終わりにしたいと思います。またしばらくよろしくお願いいたします。(本編狙ったわけではないですが、切りよく50話で終わって、ちょっとした感動を覚えていました。個人的な感想です)

 改めてここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。(まだこの後も続きますが)

 このあとがきがあなたにとっての高評価でありますように。

あとがきはまだ続きます。おまけも2つは書けました。残り1つです。あとがきがひと段落したら投稿予定です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
まず、『異世界転生』を終わらせる、という大きなテーマ設定が他にない視点でとてもいいと思いました。 50ページの中に常に魔王側と勇者側との対比がされているなと思いました。そこの部分を読むと色々考えるきっ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ