18、いない…〈sideみいスケ〉
久しぶりの投稿なので、表現の仕方がだいぶ変わっていると思います。
ご了承ください。
みいスケ「はぁ〜、さっぱりしたぁ〜!お腹減ったし、食堂行こ!」
私は落ち込んだ文を励ますように言った。
文「うん…」
それでもやっぱ落ち込んだまま。あんな食欲旺盛な文がご飯に釣られないとは…
そりゃまあ、私だって黄今ちゃんのことが心配だし…
でもあの黄今ちゃんだからさ、きっとちゃっちゃか朝ごはん食べて、シャワー浴びてるんだよ!
そう信じたかった。
みいスケ「何食べようかなぁ〜…あっ!これ美味しそう!文はどうするの?」
文「あっ、うん…私もそれにしようかな…」
ダメだ…
文が上の空だ…
ハァ…
やっぱいないかぁ…
あと残る可能性は部屋だけ。
文はその日の朝ごはんを残していた。
ピンポンパンポーン
もうすぐランク別指導です。Aランクは庭に、Bランクは体育館に、Cランクはジムに集合してください。
ピンパンポンピーン
いない…
みいスケ「これは先生に報告したほうがいい…絶対…」
これには流石に目をつむれなかった。
文の顔がみるみる青くなっていく。
あのあと、黄今ちゃんは来なかった。
今は、心配で703号室を確認したところ。
文「うん、言いに行こう…」
そう言ってドアを開け、廊下に出た。
するとやおみ先生が「集合でーす」と部屋に声をかけているところだった。
みいスケ「やおみ先生、黄今ちゃ…じゃなくて、黄今さんがいません!」
やおみ先生「え、それって本当?」
文「本当です!この館内探し回ったんですけど、いません!」
やおみ先生「それは一大事!早く知らせて、ランク別指導を中止にしなきゃ!ちょっっと電話するから静かにしててね…1、6、4っと。」
プルルルル プルルルル ガチャ
「緊急連絡室です。なにかありましたか?」
この時の先生の言葉は、いつになく真剣で、いつもの気軽さなんか微塵もなかった。
やおみ先生「文バト学園徳島校生、A-3、出席番号18番の伊井柄 黄今、伊井柄 黄今さんが行方不明です。身長135cm、恐らく文バト学園徳島校のジャージを着ています。行方不明になった時間帯は6:05から7:00です。活動停止と捜索願います。繰り返します、文バト学園徳島校生、A-3、出席番号18番の伊井柄 黄今、伊井柄 黄今さんが行方不明です。身長135cm、恐らく文バト学園徳島校のジャージを着ています。行方不明になった時間帯は6:05から7:00です。活動停止と捜索願います。」
その直後、放送があった。
ピンポンパンポーン
この館内にいる皆さん、よく聞いてください。今合宿にきている文バト学園徳島校の伊井柄 黄今、伊井柄 黄今さんが行方不明になりました。身長135cm、恐らくジャージを着ています。捜索を願います。繰り返します。
この館内にいる皆さん、よく聞いてください。今合宿にきている文バト学園徳島校の伊井柄 黄今、伊井柄 黄今さんが行方不明になりました。身長135cm、恐らくジャージを着ています。捜索を願います。
ピンパンポンピーン
放送が終わった時、ぐいっと肩を掴まれた。
文「どうしよう、ねえ、黄今ちゃんが、どうしよう、大怪我してたらどうしよう、もし、し、しんじゃってたらどうしよう!!ねえ、ねえ、みいスケ!!私、どうすればいいの!?」
文は私の肩を激しく揺らしながら言った。
目には涙が浮かんでいる。
みいスケ「え、ちょっ、ちょっ、ちょっ、文、待って、落ち着いて!大丈夫、黄今ちゃんがそんなことでへこたれなんかしないよ。今はとにかく信じよう、ね?」
文「うん、わかった…そうだよね。黄今ちゃんがこんなことで大怪我するわけないもんね。ごめんね。」
文の顔が、その口調が、いつになく悲しそうだった。
その時だった。
色んな記憶が走馬灯のように、頭を駆け巡ったのは。
なにこれ…
知らない…記憶…?
私は、ただただ不思議に思うしかなかった。
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